第四番槇尾山施福寺
大阪府和泉市槇尾山町136

宗派=天台宗
札所本尊=千手観音
開山=行満上人
開創年代=欽明天皇の御代


 仏教が伝来して間もないころ、欽明天皇の勅によって、行満上人が弥勒菩薩を安置したのが、始まりとされる。また、役行者が葛城の諸峰に『法華経』を納めた時、尾巻を奉納したので、マキオと呼ばれるようになった。札所本尊の千手観音は、法海上人が宝亀ニ年(771)に感得した像を、本尊の脇に安置したものである。
 また、延暦十二年(793)弘法大師が二十歳の時、この寺の勤操大徳が戒師となって剃髪したという。現在の愛染堂がその場所とされ、髪を納めた髪堂も現存する。
 後白河院や後鳥羽院などの加護によって、一時は一山八百坊を数えたが、南北朝や戦国時代の混乱や、弘化年間(1844〜1848)の火災で焼失。険しい山道を登った境内の諸堂の多くは、その後の建築である。

井上隆雄氏蔵

(C) 2001 International Research Center for Japanese Studies, Kyoto, Japan. All rights reserved