この画面には、二人の人物が登場する。画面左側、松の木の下で尻餅を付いている人物は、金商人の大倉信満である。彼の左手は、編み笠を被り風呂敷包みを背負った旅装の人物によって引かれている。この画面は、信満の背負う大きな厨子に収めた十一面観音像が急に重くなり、この地が仏縁の地であると気付く場面を描くものである。
廣重美術館蔵

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