東山の大工某
 氷裂柄道中着(長合羽)に脚絆をつけ、刀を腰にさす。道中着の中に格子柄の着物が少しのぞく。脇には、唐草模様の風呂敷包みが置かれている。


 だらしなく髪を結い、畳格子着物に帯をダラリと前に結ぶ。

草鞋を持つ男性
 六弥太格子肩入れに、弁慶格子柄のどてらを着て、男帯をしめる。豆絞り手拭いを首に巻き、下駄を履き、鯔背(いなせ)な格好で描かれる。
 市井の日常生活の細かいところまで描写した刷りものに仕上っている。


廣重美術館蔵

(C) 2001 International Research Center for Japanese Studies, Kyoto, Japan. All rights reserved