和泉式部
 お歯黒をしない未婚女性として描かれる。髪型は垂髪。紗綾形(さやがた)の地模様に、鹿子絞り梅と松皮菱文に雷文地模様の小袿を着て、扱きを結ぶ。着物を幾枚も重ね、十二単の襲(かさね)を表現する。裾は綸子(りんず)模様が描かれ、文様の細部まで気を配っている。

侍女
 お歯黒をした既婚者として描かれる。朝顔柄小袖に抱帯(かかえおび)を締め、手には市女笠を持つ。


廣重美術館蔵

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