廣重美術館蔵

〔御詠歌〕
おもくともいつゝの罪(つミ)はよもあらじ 六波羅堂(ろくはらだう)にまへる身(ミ)なれば


あこや塚(阿古屋塚)
  石造、花こう岩、総高一七六センチ。本堂の東北隅にあった石造の宝塔を阿古屋塚という。一説に阿古屋とは五条坂の遊女で、平家の侍大将悪七兵衛景清の愛を受け、畠山重忠から景清の行方を問われ琴責めにあうという、歌舞伎や浄瑠璃に登場する人物の墓といわれる。

弁天社
 『都名所図会』巻二の阿古屋塚の項に「阿古屋塚 本堂の北にあり。五条坂の遊女阿古屋が塚なり。上に無銘の石塔、弁天のやしろあり。」と記されている。

十一面堂
 本尊十一面観音を安置する。貞治二年(1362)に足利義詮が天皇や諸大名に勧めて再建したものである。桁行七間・梁行六間、寄棟造、向拝三間、本瓦葺。堂内は内外陣境を格子戸で仕切り、内陣は低い土間、その奥の須弥壇上に本尊などを安置する厨子がある。


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