廣重美術館蔵

〔御詠歌〕
松風(まつかぜ)や音羽(おとハ)の滝(たき)の幾与水(きよミづ)を むすぶこゝろは涼(すゞ)しかるらん


音羽の滝
  三筋の石樋で滝水を落とす分流装置と、その直下に垢離をとる行場の石囲いを備えた滝壷がある。湧水点は小祠で覆われている。さらに、音羽の滝不動堂が滝の上に建つ。大正十四年(1925)に改築され、倶利迦羅不動像を祀る。音羽の滝の拝堂は江戸時代初期、寛永年間の再建。

千手堂
 本尊十一面千手観音を安置する。現在の堂は寛永十年(1633)に再建された。正堂は桁行九間・梁行四間、礼堂は桁行七間・梁行二間の東・北・西に庇を付け、桁行九間・梁行三間、孫庇付、蔀戸を吊り、寄棟造、檜皮葺。建物の正面両脇に翼廊を突出させ、懸造りの舞台を付ける。


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