廣重美術館蔵

〔御詠歌〕
春(はる)の日(ひ)は南円堂(なんえんだう)にかゝやきて 三笠(ミかさ)の山(やま)に晴(はれ)る薄雲(うすぐも)


不空羂索堂
 本尊不空羂索観音を安置する。不空羂索堂、つまり南円堂は弘仁四年(813)に藤原冬嗣が父内麻呂追善のために建立。発掘調査により基壇築造の時に地神を鎮めるために和同開珎などの銭をまきながら版築したことが明らかになった。不空羂索観音・法相六祖・四天王像が安置されている。不空羂索観音は文治五年(1189)に康慶により造立された。現在は四度目の建物で、寛保元年(1741)に建立された八角円堂、本瓦葺、向拝付。


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