廣重美術館蔵

〔御詠歌〕
みやまぢやひばらまつばらワけゆけば まきの尾山に駒(こま)ぞいさめる


巻尾社
  本堂の南上壇にあり、巻尾明神が鎮座した霊地。

ごんげん(権現)
 本堂の右後方の壇上にあり、『西国三十三所名所図会』では、巻尾社、アタゴ、東照宮が各々壇上に並んでいるため、この権現が愛宕大権現か東照大権現かは不明である。しかし、『西国三十三所名所図会』では、愛宕は妻入、東照宮は平入で描かれており、画面上では入口は描かれていないが、階段のある方を正面とすると、入口は平入となる。

ふだ所(札所)
 入母屋造。

千手堂
 札所本尊千手観音を安置する。桁行五間・梁行七間、正面柱間では七間四方にみえるが、脇陣幅を二間にとり、正面で柱間が広くなり両脇に角柱をたて窓としたためである。中央部に内陣桁行三間・梁行二間、その奧に内々陣桁行三間・梁行二間をとる。向拝は二ヶ所に設け木階を置き、四周にめぐらした縁にのぼる。寄棟造、銅板葺。画面上は平入だが、実際は妻入である。

大師
 桁行三間・梁行二間、宝形造、銅板葺、向拝一間。

宝蔵
 寺の宝物を納めた蔵。

あミだ(阿弥陀)
 『大阪府全志』巻之五によると、札堂に阿弥陀仏を安置する。


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