廣重美術館蔵

〔御詠歌〕
ふたらくや岸(きし)うつ波(なミ)は三熊野(ミくまの)の 那智(なち)のお山(やま)にひゞく滝(たき)つ瀬


かね石(鐘石)
 鐘の形をしており、一の滝の上、向かって右の岩上にある。

貝石
 法螺貝に通じ、一の滝の上、向かって左の岩上にある。

如意輪堂
 本尊如意輪観音を内陣の中央後端の宮殿内に安置する。現在の堂は天正十八〜十九年(1590〜1591)に豊臣秀吉により再建された。入母屋造、柿葺、桁行九間・梁行五間、周囲に縁を巡らし、円柱の縁柱をたてる。向拝一間。この堂はもともとは前面に出て、那智社の礼殿と直角に東面して、崖にのぞみ、一部を舞台作りとし、柱高が高く、屋根の傾斜も強かった。


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