遊女
 麻の葉絞りの襟を付けた、青地におしどり模様の着物を打掛風に着る。その下に、赤地に白のぼかし模様が入った布地と緑の地に唐花文の布地を継いだ着物を着て、白襟を付けた赤い襦袢を重ねる。襟には沙綾形(さやがた)の地模様が施される。二重輪柄の青い帯を胸前で結び、長く垂らす。兵庫に結った髪に、四本の簪(かんざし)と二本の笄(こうがい)を挿す。

左側の女児
 白い襟を付けた赤色襦袢の上に、赤地に黄色と青色牡丹柄の平袖の振袖を着、黒地に唐花模様の帯を立結びに結ぶ。平袖は広袖ともいい、袖を縫い合わせない。袖口には総角飾り(あげまきかざり)がつく。髪型は盆の窪と芥子を残し、前髪を赤紐で括る。


廣重美術館蔵

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