廣重美術館蔵

〔御詠歌〕
万代(よろづよ)のねがひをこゝに納(おさ)めおく
 苔(こけ)の下よりいづる水(ミづ)かな

奉額 もゝ草(くさ)の年(とし)の押(おさへ)や水仙花(すいせんくわ)


水くくり
 画面右端、岩屋。現在も胎内くぐりができる。
 内部は人がようやく通ることのできる広さで、子育て観音などの石仏が安置されている。『新編武蔵風土記稿』によると「この堂の傍に岩窟ありて、清泉湧出し、故をもって水潜と唱ふ、この岩窟を胎内くぐりといい、巡礼の者くぐれり、岩窟の中に弘法大師の作佛等あり」とある。

千手堂
 画面中央、二棟が回廊でつながる寄棟造の建物。
 現在は桁行六間、梁行六間、回廊付、向拝付、銅板葺、宝形造。

【札名なし】
千手堂の横の建物
 二棟が回廊でつながる寄棟造の建物。
 別当寺と思われる。


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