廣重美術館蔵

〔御詠歌〕
御手(ミて)にもつはちすのはゝきのこりなく
 浮世(うきよ)の塵(ちり)をはけの下寺(したでら)

奉額 人に魚(うを)ハ見(ミ)せぬと蓮(はす)の浮葉(うきは)かな


聖観音堂
 画面左端、向拝付、入母屋造の建物。
 明治十一年(1878)三月二十一日の秩父大火で類焼、明治三十四年(1901)に再建。
 現在は桁行三間、梁行三間、唐破風、向拝付、銅瓦葺、入母屋造。

一切経蔵
 画面右端手前、蔵造、宝形造の建物。
 現在は桁行三間、梁行三間、土蔵造、向拝付、銅瓦葺、宝形造。
 内部は土間、堂内中央に六角輪蔵がある。一切経蔵には宝暦五年(1755)に奉納された京都・黄檗山の一切経印房でつくられた黄檗版の一切経一六三〇巻、七十四箱が納められている。


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