廣重美術館蔵

〔御詠歌〕
たヾたのめまことのときはさいぜんじ
 きたりむかへんみだの三尊(さんぞん)

奉額 靡(なび)けとや弥陀(ミだ)の左右に花柳(はなやなぎ)


十一面堂
 画面右端、萱葺、寄棟造の建物。
 現在は桁行七間、梁行六間、向拝付、平瓦葺、入母屋造。
 文化七年(1810)に焼失、弘化二年(1845)に再建。
 堂内外陣は土間造、格天井。

ぶかう山(武甲山)
 画面左、大部分を占める山。
 海抜千三百三十六メートル。昔は秩父嵩、武光山とも書かれ、日本武尊が東征の時、この山に登り、武具・甲冑を岩窟に納め、戦勝祈願をしたことから、武甲山の名が生まれた。山頂には御岳神社が祀られている。

二子山
 画面左端二続きの山。
 武甲山の北東の方角に位置する。同じ峰が二つ並ぶ。

城山
 画面左端に札名がおかれる。
 小根古屋に属するため、根古屋城、天神山ともいう。この城は代々上杉家の家臣の藤田右衛門佐重利が築いたが、後に北条氏に属した。


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