田代冠者信綱
 青い襟がついた赤の襦袢に、亀甲四花文(きっこうしかもん)の紋を抜いた藍色の着物を着る。亀甲文様の地模様の入った黄色の袴には、花弁模様を散らしている。右手に扇子の一種である中啓(ちゅうけい)を持つ。

白髪の異人
 紗綾形(さやがた)文様の空摺の入った白色の着物に、帯を前で垂らして結ぶ。袖は広袖になっており、裾と袖の周りは別色になっている。袖の袂から帯と同色の着物がのぞく。袴をひきずるようにつけ、沓をはく。儒家風装束に似せた衣裳である。


神奈川県立歴史博物館蔵

(C) 2001 International Research Center for Japanese Studies, Kyoto, Japan. All rights reserved