当寺の本尊恵心(ゑしん)僧都五尺二寸の木像を作りて梁(りやう)の楽法(らくはう)が持渡りし銅仏(どうぶつ)を胎内(たいない)へ納むこの堂内にあるふるき杉戸に多門〈ママ〉天と芋(いも)の茎(くき)をつけたる牛をゑがきしハ昔旦家より当山のふしん金を盗まれぬため芋がらに包ミて牛に付たるをミつけて盗まんとする者ありしを多門天取ひしぎしことのありしゆゑんなり

白木利幸氏蔵

(C) 2001 International Research Center for Japanese Studies, Kyoto, Japan. All rights reserved