当寺の本尊は、恵心僧都が五尺二寸の木像を作り、梁の楽法が渡来の折に持ってきた銅仏を胎内へ納めたものである。
 この堂内にある古い杉戸に、多聞天と芋の茎をつけた牛を描いているのは昔、檀家から当山への普請金を盗まれないように芋殻に包んで牛につけたのを、見つけて盗もうとする者がいた。それを多聞天が押しつぶしたという所以からである。

白木利幸氏蔵

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