当山は、花山法皇の御発願によって、元密上人が草創した。本尊は、聖徳太子の御手彫りである。
 慶長八年(1603)の夏、駿河国藤曲村の矢作又右衛門という者が、この辺りで重い病にかかり、十死一生の苦しみを得た。そこで当山を信心したところ、観音が僧に化し、坊に連れて来て病からお救いになった。その地には著しい霊験が数多くある。

白木利幸氏蔵

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