埼玉県立博物館蔵

〔御詠歌〕
よしみよとのりの岩戸をおしひらき 照す恵ミのかぎりなきかな

[奉納]
世を安く楽しむ寺に詣て来て よしみをむすぶ四ツの民草


聖観音
 画面中央、入母屋造、瓦葺、向拝付の建物。
 現在は桁行七間、梁行七間、寄棟造、瓦葺、向拝付。
 寛文元年(1661)建立。内陣の欄間に伝・左甚五郎作「野荒らしの虎」と呼ばれる彫刻がある。

天の岩戸
 画面三重塔の横。
 縁起によると、行基がこの地で聖観音を刻み、岩窟に納めた。その後、坂上田村麻呂が奥州平定に赴く途中、兵士達に岩窟の扉を開けさせようとしたが、開かず、そこで観音に一心に念じると、たちまち岩戸が開いたとある。

山王
 画面中央、階段上の社。

方丈
 画面左の建物。

阿弥陀
 画面聖観音の横、切妻造、瓦葺の建物。

【札名なし】
三重塔
 画面右の三重塔。
 現在は桁行三間、梁行三間、四面板唐戸で、両脇に連子窓がつく。
 寛永年間(1624〜43)再建。


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