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番号 C2010182-002

呼称(ヨミ) マルイワノゼンワン,ミズノセイ
呼称(漢字) 丸岩の膳椀,水の精

執筆者 細川修・松本清人

論文名 第12編 口頭伝承 第2章伝説:2、石の伝説

書名・誌名 長野県史 民俗編 東信地方 ことばと伝承
巻・号/通巻・号 1巻3号
発行所 長野県史刊行会
発行年月日 S62年3月31日
発行年(西暦) 1987年
開始頁 462
終了頁 474

掲載箇所・開始頁 466
掲載箇所・終了頁 467

話者(引用文献)

地域(都道府県名) 長野県
地域(市・郡名) 小県郡
地域(区町村名) 長和町

要約 若夫婦に男の子が生まれたのでお祝いをしようと思ったが,客用の膳や椀がない。ある時二人が同じ夢を見た。白い着物の美しい姫が現れ,「私は水の精の使いだが,お前達はいつも水を大事にしてくれるので,膳や椀は私が貸してやろう。夕方,必要な数を紙に書いて丸岩の割れ目に投げ入れておくように」と告げて消えた。二人が言われた通りにしてみると,翌朝丸岩の前に頼んだとおりの膳と椀が並べてあった。きれいに洗ってもとの場所に置いておくと,何時の間にか膳や椀は割れ目の中に消えていった。その後村の者が頼んでも同じように貸してくれたが,ある者が数をごまかしたのでお姫様が怒り,二度と貸してくれなくなった。
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