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番号 C0410784-000

呼称(ヨミ) ナカヤマトウゲ,オイヌイシ
呼称(漢字) 中山峠,狼石

執筆者 宮城縣

論文名 伝説:山の部

書名・誌名 宮城縣史 民俗3
巻・号/通巻・号 21巻
発行所 財団法人宮城県史刊行会
発行年月日 S31年10月20日
発行年(西暦) 1956年
開始頁 263
終了頁 284

掲載箇所・開始頁 275
掲載箇所・終了頁

話者(引用文献)

地域(都道府県名) 宮城県
地域(市・郡名) 仙台市
地域(区町村名) 青葉区

要約 仙台市の北山から泉市の根白石に越える峠。昔は狼が多いので知られ、根白石の山根から仙台へ炭薪を行商にくる人々は、夕方集合して駄馬を一団にして最後尾の馬はモトツ(手綱)を引きずり、狼除けとしていた。ある日実沢の百姓が夜に独りで峠にかかると、1匹の狼が口を大きく開いている。咽喉に挟まっていた骨をとってやると尾をふりながら去った。次の夜、その狼がお礼に猪をもってきて、縁側においてあった。それ以後仙台から夜に帰るときは、骨を抜いてやった場所にいて送ってくれたので、峠から実沢への分かれ道に三峯の碑を建てた。これを狼(オイヌ)石という。
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