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番号 0450037

呼称(ヨミ) フエフキガワノヤマメ
呼称(漢字) 笛吹川の山女魚

執筆者 竹川義德

論文名 甲州の伝説① 笛吹川

書名・誌名 甲斐路
巻・号/通巻・号 第1号
発行所 山梨郷土研究会
発行年月日 S36年6月20日
発行年(西暦) 1961年
開始頁 62
終了頁 65

掲載箇所・開始頁 63
掲載箇所・終了頁 64

話者(引用文献)

地域(都道府県名) 山梨県
地域(市・郡名) 東山梨郡
地域(区町村名) 三富村

要約 昔、弘法大師が空腹で笛吹川の上流の川浦にたどり着いた。ある家の老婆が粟粥を炊いており、弘法大師はそれを乞うたが、老婆は粥の中にはヤマメが入れてあり、なまぐさいのでさし上げることはできないと断る。大師は魚は川へ放ってやるからといい、煮た山女魚を川へ入れると、魚は皆生き返って粟粥を体につけたまま泳ぎ去った。それ以来笛吹川の山女魚には紅の粟粒がついている。
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