ヒノタマ 1981年 和歌山県 人が死ぬ前に火の玉が飛ぶ。それが魂が抜けるという。一週間前に抜けるとか、寺の方に飛ぶとかいう。
類似事例 |
|
タマシイ 1969年 山梨県 死の直後に何か音がすると抜けた魂が家に帰ってきたといい、また、四十九日の供養が終わると、魂は屋根の上から出て行くという。
類似事例 |
|
ヒダマ,(ゾクシン) 1935年 大阪府 死ぬ3日前に火玉がとぶという。
類似事例 |
|
チュンタマシ,ヒトノタマシイ,ヒジャマ 1969年 鹿児島県 人の魂をチェンタマシと呼ぶ。火玉のようなもので、飛んでいった方向の墓に不吉がある。火玉が海に入れば3日以内に、山の方に入れば7日以内に人が死ぬといっている地域がある。
類似事例 |
|
ユメ,ハシ 1980年 和歌山県 歯が抜けた夢を見ると、人が死ぬ。
類似事例 |
|
マブイヨセ,マブイ 1933年 鹿児島県 昔の人は後ろ影が薄くなった、後首筋(グスツブウスチ)が切れている等というのは既に魂が抜けて居ると考えた。故に怖ろしい夢を見たとか物知らせがあった、体の具合が変だと思ったら占者にみてもらい魂の抜けて居ることがわかると魂寄せ(マブイヨセ) をしてもらう。魂が帰ってこなかったらその人は長くて三年早いのは数日のうちに死ぬ。
類似事例 |
|
ヤマドリ 1963年 宮城県 山鳥の古いものが火玉になる。
類似事例 |
|
アオイヒダマ 1982年 新潟県 ひどい雨降りの晩、沖で船が難破し、10何人の人が死んだ。その魂が青い火玉になって、陸のほうへいくつも飛んできた。
類似事例 |
|
クモ 1992年 宮崎県 寝ている病人から蜘蛛が出てくるのは、魂が抜けた証。
類似事例 |
|
ヨウカビ,ヨウカビ,サンガイビ,ヒダマ 1998年 沖縄県 火玉は年中出没するが、旧暦8月10日前後に出る火玉をヨーカ火という。戦前までは多くの村落で見ることができた。火玉の出た屋敷からは死、もしくは何らかの不幸がある。出生などの吉の前兆と見る村もある。
類似事例 |
|
(ゾクシン),トリ 1998年 静岡県 鳥が屋根にとまると、その家の人が死ぬ。
類似事例 |
|
(ゾクシン),カラス 1933年 愛知県 寺の屋根で烏が鳴くと人が死ぬという。
類似事例 |
|
タマシイ 1968年 佐賀県 人が死ぬと、その魂は広島へ行く、という。
類似事例 |
|
ヒダマ 1958年 宮崎県 3日前、3年前、死ぬその時などに死ぬ人の火玉が近親者のもとにやって来る。
類似事例 |
|
(ゾクシン),ヒノタマ 1935年 屋根の上に火の玉がとまると人が死ぬという。
類似事例 |
|
ネコ 1969年 秋田県 人が死ぬと魂が抜けるので、呼び返すときには死体の近くに金物を置いて呼び返す。金物を置くと猫が近寄らないので、猫の魂が入らないようにするため。
類似事例 |
|
ヒダマ,タマセイ 1978年 茨城県 終戦直前に、火玉を見たという人がいたが、その直後に近隣に戦死の広報が届いた。また町で死者が出ると誰かが火玉を見てたませい(霊精)が抜けたと言う。その色は見た人によると、青色やうす水色等のように分類される。形は丸いものや後方に引くもの等があった。
類似事例 |
|
カラス 1998年 静岡 家の屋根に烏が止まるとその家の人が死ぬ。
類似事例 |
|
タマシイ 1989年 長野県 人が死ぬと魂が抜け出し、生まれた家に帰ると言う。
類似事例 |
|
タマセ 1977年 茨城県 青白い火の玉で尾を引いて飛んでいるのが、たませ(人魂)である。人の肉体から抜けた魂で、死ぬ直前に近親者などに会いに行く。
類似事例 |
|
カラス,シノヨチョウ 1950年 島根県 鴉が屋根に止まると、その家の人が死ぬ。
類似事例 |
|