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検索対象事例

ミサキ
2002年 山口県
労働など田畑山野などでしていてふと病気になると「ミサキ」に逢ったという。そんな時は太夫や盲僧、山伏法印さんなどに祈祷してもらう。

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チンジュサマ,ゴフ
1964年 福島県
病気になると、鎮守様に祈願する。重い病気になると、内川の法印様に祈祷をしてもらう。法印様がこられないときは祈祷護符だけを送ってもらう。
類似事例

ミサキ
1966年 山口県
ミサキは目に見えず、知らずに逢うと寒気がしたり熱が出たりする。これを「ミサキに逢った」という。その時は家に入る前に蓑でさびてもらうと良い。箕の中にオカマ様の御幣や飾り、ごみ、金物を入れたりもする。もしくは、オカマサマの花立の水をなめるとよい。大抵は太夫様、坊様に拝んでもらうようだ。
類似事例

キツネ
1975年 高知県
病気になって法印に拝んでもらうとそのときはよくなるが、法印が帰るとまた悪くなる。キツネをつかってよくして帰るという。
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キツネ
1969年 山梨県
比志集落の法印屋敷と呼ばれている桑畑は、昔、法印さんが住んでいたところという。法印さんは狐を飼っており、祈祷もしてくれたが気に入らない人には狐を憑けるといわれ、怖れられた。法印さんがこの土地を去るとき、狐を屋敷の側の大きな榎の洞に閉じ込めた。榎を切ったら狐が暴れ出すといわれ、切らない。
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シリョウミサキ
1966年 山口県
死者に粗相をしたり古墓を妨げたりするとシリョウミサキに逢うという。特に太夫、法印などナガソデの墓が激しく祟るようだ。シロウミサキという言葉も良く使われる。
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ヤマノカミ,タイコ
1975年 高知県
芳川部落の向かいの山で、夜の9時か10時頃になると太鼓が鳴り出す。法印さんを呼んでわけを尋ねると、これは山の神のお怒りで近く山が荒れる前兆だという。そこでえらい太夫に山鎮めのご祈祷をやってもらうと太鼓の音は聞こえなくなった。
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ミサキ,イキアイ
1985年 愛媛県
海難事故等で死んだ人の霊をミサキと言い、人を一人殺すと成仏するといって恐れられた。ミサキに行きあって災いを受けるのをイキアイと呼び恐れた。ミサキには天ミサキ、海ミサキ、七人ミサキがある。
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ヤコウ
1976年 熊本県
妊婦が病気になったので、祈祷師の言うように不動を祀ったが病気は重くなった。祈祷してもらうと病人はピョンピョン飛んでヤコウ(狐)の真似をした。この祈祷師はヤコ使いといわれている。その後よくなって、頭の良い子ができたという。
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テング
1969年 山梨県
法印さんと呼ばれた家の当主の母は祈祷をしていたが、1955年ごろ、病気のため止めた。昔天狗にあって東山梨郡の大岳神社に連れて行かれ、修行して祈祷師になった。
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ミサキ
1983年 岡山県
備中町では、不慮の死を遂げた者がいると、家族が法印に依頼して、死者のミサキを本地にひきとってもらう。ミサキは、年を追うといって、年忌には友を呼ぶというので、その際には、このようなことがないように拝んでもらうのだという。
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ネコガミサマ
1963年 岡山県
太夫さん、禰宜さんと呼ばれる祈祷者に、阿哲郡にあるという猫神様が憑くことがある。
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シチニンミサキ
1943年 高知県
七人みさきには海や、川、山道、四辻などで逢う。夏に多く、冬には少ない。正面からぶつかると即死する。急に悪寒がして、熱が下がらなくなる。山や川で熱が出たら、坊さんや太夫さんに祈ってもらい、お札をもらい貼る。それでも治らなければ呪文を唱えたりして送ってもらう。
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(カミカクシ)
1990年 福島県
おなつという娘が行方不明になり、通りがかりの山伏に祈祷してもらった。山伏が滝で21日の行をして沼の淵を探したら見つかった。温めたら生き返ったが、喋れなくなっていた。その後山伏の奥さんとなったが、口は利けないままだった。死ぬとき初めて「真っ暗で、非常に冷たかった」と言った。
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ヤマブシ
2001年
ある僧侶が武蔵から下総に下る途中で宿を求めていると、山伏に出会った。山伏は「大放火寺」に僧を連れて行くが、そこで僧は結城上野入道が苦しむ様を見る。実は地蔵菩薩だった山伏に供養を頼まれたとたん、鐘が鳴り響き、寺も山伏も消え、僧侶は野原に座り込んでいたという。
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ミサキコウジン,ミサキ
1983年 岡山県
ミサキ荒神はミサキの荒神であるが、これは県南地方で言われるが如き死霊や悪霊としてのミサキのことではなく、鎮守や守護神としてのミサキである。
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タタリ,シリョウ,ショウ
1965年 宮崎県
タタリや、死霊が憑いたときは、太夫さんに見てもらう。「ショウが憑いた」といわれ、神棚の前でお祓いをしてもらえば、治る。
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ミサキ
1984年 愛媛県
溺死した者はミサキになる。ミサキは人を水中に引っ張り込む。
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キツネ
1970年 岡山県
豪溪寺では病気祈祷、年祝いの祈祷、同族神のお祭りでの祈祷、家の上棟式の祈祷、正月の家祈祷、そして憑いた狐などを落とす祈祷などを行っていた。
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ヤシャガイケ,ダイジャ,アマゴイ
2002年 滋賀県,岐阜県,福井県
江州音頭の内容。昔、美濃国安八郡の安八太夫という人には娘が二人いて、ある年の夏の干ばつで困っていると、一人の山伏が娘を一人くれたら雨を降らすと言った。娘のお里はそれを承諾し、安八太夫が山伏にそう告げると、山伏は早速大声でお経を唱えた。すると忽ち大雨が降り出した。山伏は実は古池に住む大蛇で、女房をくれた恩返しに水の不自由はさせないと言って姿を消した。
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カタメシイアルヘビ
1976年 京都府
一病僧が宇治に安居していたところに、ある日、いつも出入りしている芋売りの男が行ったところ、門から片目盲ある蛇が入っていった。男は何となく恐ろしく思い、近くの家に入った。その時病僧は死んだ。その因縁とは、この僧が某国で醜い眇めの女と馴染んだが、僧はその内女が疎ましくなりその地を去った。しかし、その後も尼になり付きまとった。その後に僧は宇治に来たのだと言うことだった。
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オクドサン
2002年 香川県
ある家で、主人の体調が良くないのでカマドバライに来たホウザンハンという山伏に見てもらうと、おくどさんを粗末にしていると言われた。その家では二三年前にくどをさわって庭にしていたが、その時に不動さんを祀っている人ではなく宮司さんにお祓いしてもらったのが悪かったという。しかし、宮司さんにお祓いをしてもらっていなければ死んでいただろうという。
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