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検索対象事例

ヘビ
1990年 長野県
萩原の里のくしが下に百姓家があり、美しい三姉妹がいた。末娘はとりわけ美しかったが、そのうちに若い恋人ができた。美しい若者は毎日通ってきたが、家人は彼を見るたびに何故かぞっとするほど冷たい感じを受けた。あるとき、木綿針に糸をつけて若者の袖につけ、後をつけていくと箱だたみの淵につながっていた。若者は箱だたみの主だった。

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ヘビ
1990年 長野県
萩原の里のくしが下に百姓家があり、美しい三姉妹がいた。末娘はとりわけ美しかったが、そのうちに若い恋人ができた。若者は毎日通ってきたが、家人は彼を見るたびにぞっとするほど冷たい感じを受けた。あるとき、木綿針に糸をつけて若者の袖につけ、後をつけていくと箱だたみの淵につながっていた。若者は箱だたみの主だった。以後若者は通ってこなくなり、娘は身ごもって子供を産んだが皆蛇の子で、産後まもなく娘は死んだ。
類似事例

ヘビ
1990年 長野県
糸を通した木綿針を着物袖につけて後をつけていった時以来若者は通ってこなくなり、娘は身ごもって子供を産んだが皆蛇の子で、産後まもなく娘は死んだ。
類似事例

ヘビ
1974年 和歌山県
昔、美人がおり、美しい若者が通ってきた。誰一人その姿を見た者がいなかったので、若者の着物の裾に糸をつけた。翌日糸をたどると、大きな川池に続いていた。その正体は蛇だった。美人な娘は俵一杯の蛇の子を生んだという。
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ダイジャ,リュウグウ
1987年 和歌山県
釣りをしていた若者が美しい女につれられて立派な御殿に行った。若者は女と情交を重ね、帰りに鮎をもらった。こんな日が続いたが、ある日女は若者を帰さなくなった。若者の身を案じた家族が探しに行くと、滝壺の中で大蛇に巻かれた若者を見つけた。一同は若者を救う術がないとあきらめて帰った。
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ヘビジゾウ
1956年 宮城県
近くの化粧坂に機を織って暮らしていた母と娘に、ある夜美しい若者が訪ねてくる。若者が足繁く通ってくるので、娘は母のいいつけで男の裾に糸をつけた針を刺し、翌朝糸を手繰って行くと穴に入る。村人を呼んで掘ると白蛇が現れたので打ち殺し、供養に地蔵を建てた。
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イニンビー
1975年 沖縄県
100年くらい前に美しい娘がいて、若者と恋に落ちた。それを島の若者たちに囃したてられた娘は、恥ずかしさと驚きから、崖から落ちて自殺した。それをみた恋人の若者も後を追って自殺した。浮かばれない二人の怨霊が遺念火の由来である。
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ダイジャ
1986年 愛知県
両親と娘三人暮らしの家に、娘のところに通う若者が現れた。どことなく魔物のような若者を怪しんだ母親が、娘の部屋に訪ねてきた若者に湯茶を出した際に針と長い糸を隠し持って、袴に深く針を縫い込んで縛ってしまった。苦痛の色を露わにした若者は、消えるように立ち去った。翌日の朝、両親が親類と一緒に糸を辿っていくと、大昔に造られた池に着いた。そこでは大蛇が針と糸を縫いつけられて苦しんでいたが、やがて息絶えた。娘はやがて子を産んだがその子の周りを小さな蛇がたくさん這っていた。娘と子を菖蒲湯に入れ家の周りにも菖蒲を並べると蛇は消え娘もすこやかになった。
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ウミナリ
1933年 台湾
1850年ごろ、大安に寄港した船に若者が雇い入れられた。土地の人々は沖遠く船出することを嫌忌しており、若者を止めたが、若者は船に乗り込んだ。若者は海に出ると日増しに恐怖に襲われ、得体の知れない病気に罹り、ついに死んでしまった。その後、若者の望みどおり死体は大安に帰された。若者を待っていた恋人の女は若者の死をしって狂気となり、海に身を投げた。その波紋が沖に広がっていったとき、沖から恐ろしい海鳴が聞こえてくるようになったという。
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ワカモノ,バチキリ
1929年 青森県
赤い鉢巻をした若者が生魚を買っていった。その夜、銭箱をみると、若者が払ったものは全て木の葉になっていた。そういえば若者の裾から白い尾がちらりとみえていたという。これはばちきりだと言った店の主人は、稲荷さんが山から来てくれたとたいそう喜んだ。
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フクダロ
1931年 岩手県
杉合森の傍にあった寺の門徒に、16歳になる美しい娘がいた。段々と顔色が悪くなっていくのを心配した両親は通ってくる者がいるのを知り、どこのものか確かめようと裳に糸をつけた針を刺しておいた。つけていくと、蝦蟇が腹に針を刺されて死んでいた。娘に通ってきていたのは蝦蟇が化けたものであった。
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ヘビ
1966年 山形県
尾形家では、先祖は蛇であったので庭にいる蛇を殺してはいけない、と伝えている。倉に綺麗な娘がおり、そこへ蛇が若者の姿で通ってきた。そこで若者の袴の裾に糸をつけてやったら、山中の岩屋の中で大きな蛇が苦しんでいたと言う。
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イシ
1929年 長崎県
北村、庄屋の美しい娘が越してきた若者に恋をした。内気な娘の恋は激しくなり、薪取りの途中若者が水を飲む鎮守の森では彼の牛に或いは松の木に金袋をかけた。庄屋は怒って若者一家を追放し、娘は知らないまま彼を探してさ迷い死んだ。その後大晦日の夜になると金掛松の近くにある二つの石が接近するという。
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ダイジャ
1914年
祖先に美しい乙女がいて、夜な夜な若い男が通って来た。ある夜、糸を通した針を若者の襟元に刺し、夜が明けてから糸を辿って行くと、洞穴に大蛇がいた。この女は大蛇の子を生み、そのため自分の家では代々背に鱗の形があり、大きくなると口に牙が生えると言い伝えられている。
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ジャクネンノメン
1974年 東京都
ある者が茶店で水を飲もうとすると、その茶碗の中に若者の顔が映った。不審に思って水を汲みなおしても、また映った。その夜、部屋に若者が現れたが、不審に思って切りつけ追い回すと若者は消えた。次の夜、若者の使いという3人が現れ、「若者は湯治をしている。16日には恨みを晴らす」と言ったので、ある者は切りかかった。すると3人は消えた。後に再び来ることはなかった。
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ヌマノヌシ
1975年 山形県
若者の笛に魅せられた沼の主と名乗る美少女をふりきって京に出た若者が、数年後に最上川を下っていると、舟が止まって動かない。客が手ぬぐいや笠を川に流すと、若者の笠だけが川底に引き入れられた。若者は娘のしわざと悟り、自ら水に入り沼の方に消えた。
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アカマタ,マッタブ
1973年 鹿児島県
夜、美しい男がある娘のとこに通っていた。朝、鱗が落ちているので不思議に思い、針に長い糸をつけて布団に刺しておいた。針は男の体に刺さり、糸を辿っていくと、石の穴に続いていた。穴からは「針を入れられたが、人間に種を込めた」「4月初午に麦飯とにらを食べて潮を渡ったらおりる」と話し声が聞こえてきた。それを聞いた娘はその通りにしたという。
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アカシャグマ
1939年 香川県
若者を雇うものの、毎日遊ばせておくだけで、若者は不審がっていた。ある日村人が死ぬと、その墓を掘り返して、その屍を若者に背負わせて山へ行き、その屍を餌にしてアカシャグマを射たという。
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カンノンサマ
1931年 岡山県
若者が数日の間一室に篭って彫刻に没頭していたが、時折誰かと話している声がした。依頼した皆足姫が不思議に思って覗いて見ると彫り上げたばかりの仏像と若者が話をしていた。「あっ」と驚いた声で像は倒れ、若者は怒りの形相を浮かべて去ろうとした。皆足姫は若者を追い、どこの人かと尋ねたが「われには生所も住所もない。大和国の長谷寺が仮住まいである」と言って掻き消すように消え去ったという。若者は観音の化身だったといわれている。
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キツネ
1948年 富山県
頭を剃る狐がいた。若者が母子に化けた狐の後をつけると老婆を騙そうとしている。正体を暴くため火で燻べるが、母子は死んでしまう。そこへ僧侶が通りかかり、若者を得度させることになる。帰りが遅いので仲間が見に来ると、若者は狐に頭を剃られている所だった。
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キツネ
1948年 富山県
頭を剃る狐がいた。若者が母子に化けた狐の後をつけると老婆を騙そうとしている。正体を暴くため火で燻べるが、母子は死んでしまう。そこへ僧侶が通りかかり、若者を得度させることになる。帰りが遅いので仲間が見に来ると、若者は狐に頭を剃られている所だった。
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オハグロジゾウ
1986年 埼玉県
近所に美しい娘が来たので見に出掛け、頬にお歯黒をつけられた。
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