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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ドウソジン
1987年 長野県
道祖神は子供の運勢を見てくれる神様だった。昔,ある家で子供が生まれたのでその子の運勢を見てもらうと,「この子は刀鍛冶になれば出世する。ただし,虻が敵となる。」と言われた。この子は大きくなって名のある刀鍛冶になったが,ある日虻が飛び回ってうるさいので持っていた刀で斬ろうとしたら,虻ではなく自分の首を斬って死んでしまった。道祖神様の言った運勢が当たったのだという。

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〔ウマオアブ〕
1976年
4,5月の頃に馬の尾を抜いてごみの中に置いておくと、先の方が蛆になり、やがて虻となる。その虻は尻に尾をくっつけている。
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ヒヒ
1921年 徳島県
刀鍛冶海部氏吉が突然訪れた刀鍛冶と刀剣百振を競鍛することになった。その刀鍛冶が鉄をとって一しごきするとすぐ刀になるのを見て、氏吉の妻は妖怪変化と見抜き、雉に東天紅を鳴かせた。すると刀鍛冶は狒の正体をあらわにして逃げた。
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アブ,ウマデヤッテキタモノ
1939年 岩手県
男が地蔵の前で寝ていると、馬でやって来た者が地蔵に予言のような話をしているのが聞こえた。その後、その話のとおり、虻が口から入って子供の命を奪った。
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キツネ
1973年 三重県
昔、信太の森の狐が娘に化けて男に嫁いで子どもを産んだが、その子に尻のしっぽを見られて帰ってしまった。父親はその子を男手一つで育てていたが、あるときしも行きしなければならなくなり、子供にその子の面倒を見てくれないかと頼んだが、その子は断った。結局、子供を牛つぼに乗せて連れて行ったが、子供はカエルを捕ってきたという。
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トンボウ
1976年 奈良県
雄略天皇4年の秋、行幸の際に狩りをなさった。その時どこからとも無く1匹の虻が飛んで来て天皇の臂を噛んだ。すると蜻蛉が飛んで来てその虻を噛み殺して飛び去った。天皇はその蜻蛉に感じ入られてその地を蜻蛉の小野と呼ばれた。
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メヒトツコゾウ
1933年 静岡県
田方郡では12月の八日節供に目一ツ小僧が来て、家の者の運を帳面につけ、それを道祖神に預けていくといわれている。2月8日に再びやってきて、道祖神に「あの帳面はどうした」と聞くが、道祖神は「子供が焼いてしまった」と答えることになっている。
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キツネ
1969年 山梨県
1920年頃までは、どこからかイチッコが来た。女が多かった。イチッコの持つ50㎝四方の箱に狐が入っているといい、箱に寄り掛かって眠るようにして神様を呼んで、運勢を見たり死人を呼んだりした。
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マショウ,イケ
1928年 大阪府
狭山池は、昔サカロが池と言った。魔障のある恐ろしい池で、今でも工事をするたびに死人や怪我人が多い。太閤様もこの池に手をつけたので、家の運勢がよくなかったという。
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シオ
1965年 佐賀県
塩をもらって、自分の子供を形だけ人にあげると、その子は丈夫になる。
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ヤマブシ
1974年 長野県
信州高遠にたくさん子供がいる人がいた。子が病気になると夢に山伏が現れ、子を連れ去ろうとするので、引き合い、負けそうなところで目が覚め、子が死ぬという事が続いた。最後の子の時も同じ夢をみたが山伏に勝った。すると子は回復した。
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カエルノコ,カミサマ
1928年 鹿児島県
子供のいない老夫婦が神へ祈ると、老婆のひざから蛙の子が生まれた。蛙の子は村一番の金持ちの娘を連れて帰り、祝言をあげることになった。花嫁の次に風呂へ入ったとたん、蛙の子は立派な若者になった。老夫婦は神様が授けてくれた子だと言って喜んだ。
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(ゾクシン)
1938年 高知県
子供が股のぞきをするようになると、下の子ができるようになるといわれている。
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オンバ
1963年 徳島県
絶壁の渓谷におんばという超人間的な人が住んでいて、猪や鹿、蛇を獲って食べていた。ある時、そばに住む刀鍛冶の元にやって来て刀の打ち比べをした。おんばは焼けた鉄を手だけで立派な刀にしてしまった。刀鍛冶は恐くなり、火を焚いて鶏を鳴かせた。するとその鳴き声におんばは驚いて大きな音をたてて山に帰った。
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ドウソシン
1961年 千葉県
道祖神はしわい(けちな)神様だ。だから道祖神の境内にある木は、枝1本たりとも折ってはいけない。
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ヌレヨメジョウ(ユウレイ)
1973年 鹿児島県
昔は難産死する女性が多かったが、もし子供が生まれないうちに母親が死んだら、夫は腹を鎌で木って子を出してから埋葬した。そうしないと埋葬したあとにヌレヨメジョウ(幽霊)になって出るという。子が生まれてから両者が死ぬと、子は母親に抱かせて葬り、1本墓石を立てた。
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キツネ
1980年 青森県
お昼に山に仕事に行ったら、キツネが子供を連れてきていて、人間の子と自分の子を遊ばせていた。
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カッパ
1913年 岩手県
4歳になる子供がいた。ある易者が、この子は川の物に取られると言った。それから家の者は子を家の外に出さないようにしていたが、ある時伯母がその子を外に連れ出し、川に入ったまま見えなくなった。川童が伯母に化けて来たのだという。
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マルイワノカシワン,ユメマクラ,ミズノカミサマ
1987年 長野県
昔,ある村に働き者の若夫婦がいた。子がいなかったが,川の水を大事にし,田圃の行き帰りに道祖神にお参りしているうち,男の子が生まれた。
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ウブメ
1979年
産婦が死後化けたものであるため、胸に両乳がある。人の子を好んで取り、その子を自分の子として養う。子供のいる家では夜、子供の衣物を外に出しておいてはいけない。この鳥は夜に飛んでそれに血をしたたらせてしるしをつける。するとその子はてんかんなどを病む。荊州に多くいて、鬼鳥とも言う。
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(ゾクシン)
1956年 山梨県
正月14日には道祖神の前で各町内ごとに火を焚く。門松、書初めなどを焼く.。子供達は「せいの神は丸焼けだ」などといい、道祖神の石の神体を火に焼いたりする。これは疫病神が八日様の日に各戸を覗き歩いて、その年に厄病にする家の名を書いた帳面を道祖神に預けてあるので、その帳面を焼くための火焚という。
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ダイジャ
1976年 和歌山県
大蛇が男に化けて娘のもとに通って来て、子が生まれた。その子はタライ3杯の多数の蛇の子であったという。
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