国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

マジナイシ,ニュウドウ,センニン
2003年 山梨県
里吉銀右衛門という人は、朝早く山田の水見に行く度、大入道や妖怪に逢ったが、全く恐怖を見せなかったといわれる。ある日、仙人に恐ろしいものの有無を聞かれて、マムシしか怖くないと答えたら、マムシの毒消しを託された。その後、山に入ると「新町の銀右衛門」と名乗ったら、マムシに咬みつかれないという。

類似事例(機械学習検索)

オンリョウ
1999年 滋賀県
小谷城で戦死した武士は約700人で、いずれもマムシとなって生き残り、今もこの城を守っているという。この城山でマムシを殺せば、奇妙な声で鳴き、それを合図に山中のマムシがぞろぞろと出てきて殺した人を食い殺し、白骨だけにしてしまう。だから小谷山では絶対にマムシは殺すなという言い伝えがある。
類似事例

マムシ
1998年 愛知県
東大高にはマムシがたくさんいた。ところが、現在の合併道路から東側にはマムシが出なかった。知里付神社の森は竹やぶになっていて、松茸を採りに入っていっても平気だった。知里付神社に合祀されている天神さんがマムシ嫌いで寄せ付けないためだといわれている。
類似事例

リュウ,(イキリョウ)
1980年
ある人が龍右衛門という名前に変えたところ、小笠原平太夫という人物がこれを聞いて、龍右衛門は夏のうちに死ぬだろう予言した。実際龍右衛門は6月に死んだ。なぜかを聞くと、龍は霊物であり、徳のない人間が名乗ってはならないという。また今年の盆には生霊となるだろうと言った。
類似事例

ネコ
1931年 福島県
穴沢善右衛門が小屋に泊ったとき、姥に化けた巨猫がやってきたが、正体を見破りこれを斬った。次の日、善右衛門の妻が噛み裂かれて木にかけられていた。そばにいた樵夫がいたが、それは斬った猫の夫で、復讐のために善右衛門の妻を殺したのだとい、善右衛門の妻の死骸を咥えて去っていた。善右衛門は郎党を引き連れて山狩りを行い、洞穴の中で怪猫を見つけてこれを殺したといわれている。
類似事例

オンリョウ
2000年
高野新右衛門がよしという下女を孕ませ,堕胎薬を飲ませて死に追いやった。よしは胎児の怨念と共に怨霊となって新右衛門に祟ったが,祐天が新右衛門に念仏を勧め,あつく弔うとよしは成仏した。
類似事例

マムシ
1974年 滋賀県
玄関につるしておいたマムシの骨を川に入れると、骨だけのものが泳ぐ。
類似事例

カッパ
1982年 群馬県
太郎右衛門渕にはカッパの伝説がある。
類似事例

ハハノウラミ
1976年 岐阜県
実右衛門という無頼がおり、母親に不孝な行為を行っていた。後に母が死んだので火葬したが、片腕だけ焼けずに残ったので、人に見られるのを厭い、持ち帰り、後日に川にでも流そうとした。その夜、実右衛門は腕が蛇になり襲ってくると叫び、狂乱した。その後毎夜続くので、村の人が協議して村中3ヶ寺の僧に阿弥陀経を誦させたところ、その夜から止まった。実右衛門は懺悔し僧になった。
類似事例

ダンゴ
1956年 宮城県
正月十四日に神棚に供える団子木(ミズキ)の団子(紅白の切り餅)を懐中に持って歩くと、山中で蛇やマムシに咬まれないという。
類似事例

コワラワ
1981年
深夜に鷺仁右衛門が酩酊して歩いていると、7歳ほどの小童が手に火の消えた提灯をもって立っていた。仁右衛門は不憫に思い、色々してやったが童はなにも答えない。腹が立った仁右衛門は捨てて帰ったが、ふと後ろをみるとその童は両目を車輪のように見開き、その睨みに気絶しそうになったという。
類似事例

サウエモンノボウレイ
1991年 愛知県
女が山でおしっこをしたが、そこはちょうどお墓で佐右衛門の亡霊にとりつかれる。佐右衛門は土地を取り上げた地主に土地を返すよういう。地主は聞かず、そのため村中の子供や馬の子が死んだりして村で供養した。
類似事例

ソウセイガッタイ,イケイノコ
1973年
文政10年の夏に、尾張の百姓銀之右衛門の妻きをが、体に頭が2つと手足が4本ずつある男子を産んだ。これは双子が合体したと考えられ、不祥な事とされた。
類似事例

タヌキ,シバエモン,キツネ
1922年 兵庫県
淡路に芝右衛門という狸がいて、阿波の狸合戦に来て働いたが、その後京都へ上って伏見の狐に遇った。京の狐は口ばかりで腕の程も知れぬから、1つ腕前を見せてくれといわれたので、芝右衛門は翌日に狸の大名行列を見せた。狸の仕業とは見えない盛大な大名行列で、狐は驚きこれは殺してしまわないといけないと思い、次の日におれも大名行列を見せるから稲荷の鳥居に来てくれといった。芝右衛門が約束どおり行くと文句の付けようのない大名行列だったので手を打ち「ヤレヤレ」といってほめたが、それは本物の大名行列で芝右衛門は撃ち殺された。
類似事例

テング,ウジガミサマ
1973年 山梨県
渡辺弥次右衛門が大和田山へスズ竹を取りに行き、その荷を背負って休んでいると後ろから何物かが来て弥次右衛門を放り投げた。弥次右衛門は倒れたまま気を失っていたが、しばらくするとまた何物かが来て引き起こしてくれた。放り投げたのは天狗で、引き起こしてくれたのは氏神様という。
類似事例

トクエモンミサキ
1983年 岡山県
国道のわきに「清眼則勇信士」と刻まれた石碑があるが、牧部落では、これを「徳右衛門御崎」と呼んで祀っている。この徳右衛門とは、享保年間に行われた一揆の指導者であったという。
類似事例

カタメノフナ,ダイジャ
1954年 新潟県
太田家のかつての当主新右衛門は、人の戒めを聞かず七つ釜の下から3番目の滝壷へ網を入れたが、主の大蛇に引き込まれそうになった。鉄砲を放つと大蛇の目に当りその後は血みどろの争いとなった。新右衛門は家に逃げ帰ったがまもなく狂い死に同様に死んでしまった。以来七つ釜の魚は全て片目だという。
類似事例

(ユメニカンスルゾクシン)
1956年 宮城県
夢で吉兆だとされるのは、一富士・二鷹・三茄子・四葬礼だという。クチバミ(マムシのこと)の夢は金が入る兆しなど。
類似事例

カイイ
1974年
日記に金花銀花が生えたという怪異を多く見たので、金花銀花について人に尋ねたところ、それはくさびらの花のことである聞かされた。しかし観応二年六月天井にはえたものを陰陽師に鑑定させたところ、銀花ではなく蟷螂だと答えたこともあった。
類似事例

(ゾクシン)
1977年 福島県
高郷村の俗信。マムシの初夢を見ると金が入るので良いという。牛の夢も良いという。火災や不幸に見舞われる家にはツバメは入ってこないので、ツバメが入ってきて巣を作ると小豆飯を炊いて祝うという。春先早くに女性が死ぬと、その年は不幸が多いという、など。
類似事例

タタリ,ヤマノカミ,カイブツ
1936年 兵庫県
1890年ごろ、兵右衛門という腕のいいサキヤマがいた。山神祭の当日に山に行き、帰りに中腹の宮の瀧のそばで一服していた。すると、川下から10畳くらいの大きさで茶褐色の、頭も尾もない怪物が上がってきた。兵右衛門は驚いて家に逃げ帰ったが、そのまま病気になり、数日後には死んだと伝えられている。
類似事例

キツネ
1999年 宮崎県
庵屋のある男が、ごちそうのはいった重箱を提げて歩いていたら、銀代で馬を引いた女に遭った。ごちそうはなくなっていた。銀代の狐に化かされた。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内