リュウジン 1937年 京都府 龍神ヶ淵の龍神に雨乞いをすると必ずたちどころに雨が降る。
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サムトサン,ムジナ,ムジナガミ 1984年 新潟県 関のEは13歳のときにはじめて寒戸さんに憑かれた。叔母のもとに餅を届ける途中、行きも帰りもムジナに出会った。その後、家で頭痛を繰り返し、大きな声でうなったので、おばあさんがEをひっぱたいたが、どうしても気がつかなかった。岩谷口から山伏がやってきて体に入ったものを追いたてたところ、縁先からとびおりてかけ出し、浜で倒れるとともに正気になったという。それは、ムジナ神が餅が欲しくてあらわれた時にあげなかったからだという。
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リュウジンサマ 1959年 山形県 海の神は龍神様だと信じられている。沖に出ると龍の姿の波を見ることがある。その時は「龍神様がたたした」と言って座りなおして拝むという。
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(ムジナツキ) 1984年 新潟県 ムジナに憑かれたときには霊媒や行者に頼んで「ムジナ落とし」の祈禱をしてもらう。夜中に誰にも知られることなく、赤飯と生魚をサンボシ(さんだわら)に載せ、古ムジナをまつるジュウニさん、または地神のところへ供えてくる。
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ショウガツノカミサン,トシトコサン,ワカトシサン 1970年 岡山県 正月の神さんはトシトコ(歳徳)さん、あるいはワカトシさんといい、男の神らしい。タユウさんがくることによって、年の神さんが来るというが、セッキギヨメをせずとも年の神さんはくる。
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リュウジン 1941年 兵庫県 雨乞いをするときには、瀧の落ち口の側にある龍神岩に牛の生首を供え、その生き血の滴りが岩に落ちるようにする。龍神岩に生き血を注ぐと龍神が怒って、雨を降らせ風を起こすのだといわれている。
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セミマルノレイ 1977年 滋賀県 江州の関の明神を蝉丸の霊といっている。およそ関門があるところには必ず関を鎮める為、神を祀って関の明神と呼んでいる。
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リュウジン,ダイジャ 1939年 秋田県 真田軍治の父勇次郎が不思議な石を拾い、それが龍神であることがわかると怠らずにこれを祀った。後、龍神の霊験が広まって、はやり神になった。
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(ムジナツキ) 1984年 新潟県 ムジナに憑かれたときには霊媒や行者に頼んで「ムジナ落とし」の祈禱をしてもらう。ムジナに憑かれた人の手足を縛って、床の間に神さまをまつって祈る。このとき、床の間から玄関まで糠を撒いておき、そこにムジナの足跡がつかないうちは、ムジナが落ちないものという。
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カミナリ 1921年 全国 雷神は龍神に追遣われる。
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ジュウニサン,ムジナ,ジガミ 1984年 新潟県 佐渡で一般的には「よりを立てる」といわれている「ムジナ依せ」が行われていた。山伏が、「代より」という妻でない女性(まれに男)をつれてトイギキをたのまれた家へ行き、代よりにジュウニサン(ムジナ)が憑くように唱えごとをし、代よりはムジナの立場から憑かれたようにしゃべる。実際に憑くムジナは多かったが、このように憑くムジナはあらたかで、姿を見せず、区別されて、畏れ多い地神にまつる家が多い。
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イヌガミ 1922年 山口県 長州萩の人から聞いた話。犬神は神さんといい、あの家には神さんがいるなどという。神さんの家の者に欲しいと思われた食べ物は何でも腐ってしまう。小学校の時にある生徒の弁当が腐っていたが、同じ組の、神さんの家の子が欲しがったのだといわれた。酒屋は新酒ができればまず神さんの家に持っていって供える。腐らされたりしないようにするためという。
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(ゾクシン) 1982年 新潟県 社で穢れるようなことを話したり、魚を食べたり、意図的に女性が近づいたり裸になって踊ったりして、龍神の社を汚して龍神を怒らせて雨を降らす。
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サムトノムジナガミノチョウジョ,キタウジマノユノハナノジナン 1984年 新潟県 寒戸のムジナ神の長者は北鵜島の湯の花の二男に嫁した。その夜は前もって知らされており、真更川のはずれの方に二列の提灯が見えたという。関のEがそのときに電話で確かめると、それは北鵜島まで続いていたという。
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ツキモノ,ムジナ,ヘビ 1968年 福井県 ムジナやヘビが憑いたら、祈祷師に落としてもらう。
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リュウジン 1958年 岐阜県 双六の龍神ヶ渕の穴の奥には竜宮があるという。昔、子供が穴で遊んでいて、龍神に引き込まれて死んだことがある。この穴は岩井戸のチカツエ岩に通じているという。
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オオニタノカミガミ 1964年 群馬県 天王さん、妙見さん、山の神さん、薬師さん、軍人神さん、秋葉さん、金毘羅様、石尊様の祭祀について。
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ツキモノ,ヘビガミ,イヌガミ,コウシンサン,イナリ,ヒダルガミ 1965年 宮崎県 憑きものの種類には、蛇神・犬神・庚申さん・稲荷・ヒダル神などがある。
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リュウジン 1995年 愛知県 入鹿池の龍神が、娘に化けて人間の嫁になったという。
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イヌガミ 1961年 徳島県 犬神にとり憑かれたお石さんという人がいた。先達に祈祷をしてもらうと、お石さんは、合掌したまま、もう悪さをしないと言った。その後、走り出して庭で倒れたお石さんは、正気に戻ったが犬神はまだ去っていなかった。
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リュウジン,ハチロウ 1931年 秋田県 男鹿半島の一ノ目潟の主は女の龍神である。八郎潟の主の八郎はこの龍神に思いを寄せており会いに行こうとしたが、龍神は八郎が嫌いだったので神主に命じて弓で射て追い返すように命じた。この矢が八郎の右目にあたった。神主がその褒美に貰った田地は高い丘にあったが、不思議なことに海の水が上がってきで米がよく取れたという。
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