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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

トラゴイシ,ジュウロウミガワリノイシ
1977年 神奈川県
昔、子供に恵まれない妻が弁財天に願掛けしたところ、ある朝、枕の下に美しい石があった。弁財天のお授けだろうとその小石を大事にしていると、妻は身ごもり女の子を産んだ。この小石は女の子の成長とともに大きくなり、後にこの子と結ばれた男の身代りとなったりもしたので、別名十郎身代りの石ともいう。

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コイシ
1979年 岐阜県
伊勢参りから帰ってくる途中、草鞋の中に小石が挟まった。いくら取っても絡まってくる。不思議な石なので神明神社に祀った。その小石は次第に大きくなったという。
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コモチイシ
1976年
文禄年中、ある人が子持石という小石を拾い、80年余り秘蔵していた。その石は次第に大石となり、小石を数千生み、あたかも子孫のようであった。
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ケンムン
1977年 鹿児島県
昔、美人妻を持つ男がいた。一人の男がこの妻に横恋慕した。その男は、妻を持つ男を漁に誘い出して殺した。男は村に帰り、美人の妻に夫は死んだから自分と結婚するように説得した。妻は男に、木を抱けば結婚すると条件を出した。男が言われた通りにすると、妻は男の掌を釘で打ち付けて殺した。男は7日7夜泣き、ケンムンになった。
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カクレンボ,キエタオンナノコ
1999年 栃木県
小学校で男女がかくれんぼをしていたが、どうしても1人の女の子だけ見つからなかった。結局みんなあきらめて帰った。数年後、小学校の同窓会であの時のメンバーが集まったが、消えた女の子はやはりいなかった。そこで1人の男の子が消えた女の子の名前を呼ぶと「はいーい」と声がして、昔の女の子が現れた。
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ダイジャ
1956年 東京都
船頭が大路池に小石を投げ込んだら、大蛇の姿が池の上に現れた。今でもここにお参りするときは小石を投げ込むことになっている。
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カッパ
1919年
河童は若い女の子が近づくと、簪などに化けて女の子が気を取られているうちに、その尻を引くという。
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コイシ
1967年 福島県
波立薬師のお堂の前は小石の浜で、この小石を持ち帰ると、帰りたがって夜に泣くという。そしていつの間にかひとりでに帰るという。ある人がこの砂利を運んで庭に築山を造ったところ病気になり、石のためだということになり元の所へ返したという。
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ミシラヌコ
1999年 栃木県
放課後、ある女の子が小学校の校庭を歩いていた。すると見知らぬ小学生の女の子にブランコの場所を聞かれた。教えるとその女の子はいつの間にかブランコで遊んでいる。その後、遊戯具の場所を聞かれることが何度かあり、「滑り台はどこ?」と聞かれた時、しつこいと思った女の子は「屋上!」と答えた。見知らぬ女の子は屋上に向かって壁をものすごいスピードで登っていった。
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ダイジャ
1993年 埼玉県
子供がいない夫婦が、お諏訪様にお参りをして、女の子を授かった。15歳になった時、その子は諏訪に行くと言い出した。夫婦は不思議に思いながらお祝いをして送り出すと、女の子は池の所で大蛇になった。
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ダイブツイシ
1967年 福島県
海から上がったといわれる立石があり、昔からこの石は成長するといわれている。
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キツネ
1972年 千葉県
話者の家人が用を足しての帰り道、若い女の子と同道した。途中で女の子がむすびを出してきてすすめるので食べたら、女の子はどこかへ歩いていき、自分もあっちこっち歩かされた。
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ヘビ
1983年 秋田県
炭焼渡世の男がある夕方家に帰ると美しい女が待っていた。二人は契りを結び子供も出来たがある日妻がいなくなった。妻の正体は播磨の鏡ケ池の蛇で、印の品として子供に目玉を残した。
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レイチ
1951年 秋田県
サイノ川原に立つ地蔵様のところは、海水が届かないところなのに毎朝小石がぐっしょり濡れている。また、誰も積まないのに小石が上のほうに積まれていくという。
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カミノナガイオンナノコ
1984年 秋田県
昭和57年に、ある旧家の土蔵から髪の長い女の子がでるというので祈祷に行って来た。その後、女の子は出なくなったようだ。
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(ゾクシン)
1982年 群馬県
石に関する俗信一束。白い石を死に石と言い普段使うのを嫌がる、石は卯の年に子を産む、など。
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ゴリントウ,タタリ
1972年 岐阜県
上長瀬にはいたるところに五輪塔があり、これをなぶると祟りがあるという。ある家の中学3年生になる女の子が病気になり、病院に行っても治らなかったので巫女に見てもらった。すると、越前から逃げてきた2人の侍が家の隅で浮かばれずにいる、五輪石だから供養するといいと言われた。その通りにすると、女の子は良くなったという。
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ケンムン,ケンムン
1981年 鹿児島県
ケンムンはもともとは人間だった。皆津に住む美人の妻に横恋慕したある男が夫を殺し、妻を自分のものにしようとしたが、妻はそれに気付いていて、男を木に打ちつけて殺した。その男の死霊がケンムン(木の精)になったと言われている。
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ナガレボトケ
1990年 香川県
船が沈没するとき、お父さんが女の子を抱えて逃げた。けれども潮の流れが早く、女の子と離れてしまった。息子が潜水したら、沈んだ船の天上に女の子がくっついていたので、抱え上った。死人を上げたその年は漁が良かった。
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ダイジャ
1936年 新潟県
女の子が食事を持っていく途中で小さな蛇と会い、それが大蛇になって女の子は飲み込まれてしまった。食事が届かないので、大人達が見に行くと大蛇が居た。その膨れた腹を切ってみると女の子がいた。この子は禿げたが生き延び、大蛇の腹の中は熱湯だったと語った。
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トモグセ
1967年 福島県
妻が妊娠すると木に登る男がいる。
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ダケイシ,コウボウダイシ
1958年 岐阜県
ダケ石は弘法大師の杖が石になったといわれている石で、この石に触ると怪我をするという。
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