タツクチナワ 1932年 佐賀県 蛇に耳があるものをいう。これが水面を通過した時に水泳をすると河童の難にあうという。
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イタチ,ナン,(ゾクシン) 1915年 宮城県 鼬に道を切られると難にあうといわれる。
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カミエ,ヒダルガミ 1963年 宮城県 三本道に来たときは咳払いするものである。しないとカミエにあう。あるいはヒダル神にあう。あうとだんだん体が重くなってくる。
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カッパ 1983年 千葉県 川の深いところで泳いだり遊んだりしていると河童が出てきて悪さをする。
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カッパ 1977年 秋田県 子どもが深い川で泳ぐと、河童に呼ばれて溺れるという。
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テング 1984年 愛媛県 大判山には天狗が住んでいて、月の一、十五、二八日に入山すると難にあう。
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カッパ 1959年 山形県 6月1日に水浴びすると河童にとられるといって、川海ともに泳がない日とされていた。
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カッパ 1935年 長崎県 6月29日、河童が出ないので泳いでも良いとか、一方で河童がシリゴを99取りましたと、龍宮に報告に行くので、午前中は河童が留守なので泳いでもいいが、午後は駄目だという。
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カッパ 1931年 熊本県 子守の加勢に来ていた小娘が堤で泳いでいたら河童に引かれて死んでしまった。その兄も高瀬川で泳いでいたとき、河童に引かれて死んだ。ちょうど去年妹が引かれた日だった。
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メドチ 1980年 青森県 川の側の人は川で泳いでもメドチに尻を抜かれない。山の人が泳ぐとやられる。
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カッパ,テンオウサマ 1957年 新潟県 川の合流点で溺死者が多いので、河童の仕業だということになり、胡瓜の初なりを天王様に供えて除難の願いをした。この日以前に泳ぐことを中止した。
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カッパ,マ 1970年 高知県 子供が川で泳ぐときに、赤褌を締めていると、河童や魔にさそわれない。
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ヒガトオル 1964年 福島県 狩場で朝起きたときなどに、何か霊感を覚えることがある。里にある家のできごとを直感するのであり、これを「ひがとおる」という。このような日、とくに狩人は謹慎する。
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カッパ 1975年 福岡県 水に入る際に河童除けの法として唾液を尻に塗るという。また水面につばを吐き、これが広がらない所に河童がいると占う。
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カッパ,カボソ 1970年 香川県 夏祭りが終わらないと海で泳ぐことができなかった。それより前に泳ぐとカッパ(カボソとも言う。)に尻を抜かれると言う。
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(アンザンノゾクシン、ダンジョウミワケノゾクシン) 1967年 福島県 子種山の神さまのおみだらしを飲むと安産する。この水を汲みに行くとき、途中で男にあうか女にあうかによって男女の生まれを占う。
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カッパ 1990年 福島県 只見川の河童は胡瓜が好きなので、胡瓜を食べて川で泳いではいけない。河童は子供の尻を抜く。
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カッパ 1975年 熊本県 河童は大層光る物が嫌いだといっている。泳ぐ際には仏様のご飯を食って行くと目が光るので河童は尻を取ることができないという。
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キツネッピ 1983年 山梨県 大明見との境の山に狐っ火が順々に並んで、狐っ火がとおるぞと言ったことがある。
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カッパ,カッパメ 1988年 茨城県 川で泳いだりすると、カッパメに引き込まれてしまうという。
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カッパ 1977年 秋田県 河童は女に化けて人間のはらわたをとって食う。川で泳ぐ子どもへの戒め。
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