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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

シロイキモノヲキタヒト
1993年 静岡県
富士川町矢所では正月三が日に餅の入った雑煮を食べてはいけない。祟りがある、病が流行るという。禁を破って食べたら、雑煮の鍋が引っくり返って家の人が火傷したことがあった。昔、白い着物を着た人が戌亥の方角(北西)から現れて、「正月三が日は雑煮を食べるな」と言って消えた、という。4日からは食べてもよい。

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モチ,タタリ
1993年 静岡県
下田市立野では正月三が日には餅を食べない。この禁を破ると火に祟る、箪笥から火が出る、という。昔先祖が正月の餅をノンバメテ(のどにつめて)死んだから、という。
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(ゾクシン)
1981年 栃木県
正月の三が日にはオカンイモと小豆飯を必ず食べるものだという。今までやってきたことなので、やらないと何かが起こるという。
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トシトクジン
2000年 徳島県
正月15日の小正月に、歳徳神に灯明をあげて祀る。中には雑煮を供える地域もある。
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トシガミ,クワガミ
1977年 神奈川県
1月1日には、年神や桑神などに雑煮を供える。
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モチ
1965年 岩手県
正月の焼けない餅を食べると火傷した嫁をもらうという。
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(チヲナガスモチ)
1930年 山口県
昔、大晦日の晩、和佐(森野村)の民家に、毛利氏に追われた陶氏の落人が入ってきて、自害したいので家を貸してくれといった。気の毒に思った村人は家を貸し、供養してあげたいので言い置くことはないかと聞いた。落人は正月を待たずに死んでしまう心を汲んで、正月を祝ってくれるなといった。何年かたった後、正月に餅をつき雑煮を作って食べたものがいたが、その餅から血がたらたらと流れ落ちてきたので、それ以来村で正月に餅を食べるものはなくなった。陽暦の正月には廃れてきたが、陰暦では今もこれが守られている。
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オミタマサマ
1956年 宮城県
正月三日、去年死んだ仏が初めて祀られる「初おみたま様」が行われる家では、近所や親類が飴を持って拝みに来る。この日は不成就日、あるいは「ほろぼ日」といって忌み、正月三が日は水音を立てたり、火を焚く時に音を立てない。おみたま様が正月三が日も神様になりたいということで祀るのだという。
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〔ショウガツガミサマ〕
1958年 香川県
正月の雑煮を炊くのは男の役目である。これは正月神さまが女だから男が炊くと喜ぶのだとも、女はけがれが多いからだともいう。
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(ゾクシン)
1960年 愛媛県
正月20日の「ハツカ正月」をママコナシといい、ご飯を腹いっぱい食べるという。この日にお腹がすいていると、1年中お腹がすくといわれている。また、この日は雑煮をたき、業を休むという。
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(ゾクシン)
1960年 愛媛県
正月4日は暦の上で、不浄日だといわれている。朝、門松にご飯をあげ、そして門松を取り除いてから餅(雑煮)をあげるという。幸木は薪に、かざりなどは川へ流すという。
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キツネ
1984年 山梨県
狐に憑かれるとたくさんものを食べるようになるが、食べても食べても痩せていくという。
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カミサマ
1983年 愛媛県
小西家は三百年の長い伝統を誇る家柄であるが、ここの当主は正月元旦の雑煮餅を食べない。神様が当主の夢枕に立って「小西家は子々孫々栄えるが、当主の寿命は六一歳を越えない」とのお告げがあった。以来当主は年をとらないように正月の餅を食べなくなった。
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〔ナツヤマイノマジナイ〕,(ゾクシン)
1960年 愛媛県
正月15日に、正月の注連縄飾りを集めて焼き、その火で餅をあぶって食べ、夏病のまじないにするといわれている。ところによっては海に流すこともあるという。「お十五日」は「正月の節句」といい、神聖な日として業を休むという。
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オニ,ダイジャ
1978年 長崎県
対馬では「川渡り団子」を食べずに川をわたってはならない。食べずに行くと大蛇にとられる、とも言われる。また、この餅を鬼が食べている間に逃げてきた、ボタン餅を食べていたため遅くなり、かえって危難を逃れたと言う話も伝わっている。
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アン
1991年 茨城県
正月14日まではアンを食べない家がある。大山の飯田昌夫家では正月にアンを食べたら事故で死人が出たことがある。また、理由は不明だが同家では2月8日までは餅がつけないし、成る木もしない。
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トシガミサマ
1969年 埼玉県
年神様は元旦に来るので主人が元旦の朝、オカザリを飾った所へ主人がオソナエを供える。また、年神様は卯の日に帰るのでオソナエは卯の日まで供えておいて20日に雑煮にして食べる。
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キツネ,(ツキモノ)
1988年 長野県
キツネが人に憑いたことがある。憑かれた人は、病人なのによく食べたという。
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モチ
1965年 岩手県
生餅を食べると腫れ物が出るという。
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ヨシトモノタタリ
1975年 愛知県
師走二十八日に義朝が逃げて野間村を通る際、餅が搗き上がるのを待てず蒸し米の状態で食べた。翌年になって村民が餅を食べると疫病が流行した。これを義朝の祟りとして正月には餅を食べず、一月十五日に蒸し米に煮豆を添えて食べるようになった。
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ヤマノカミ
1982年 山形県
山の神は女の神で三人の娘がいたが、亡くなるときに、娘たちに日頃食べさせたことのないおずけ(味噌汁)をかけたマンマを食べさせないでくれ、すぐに腹がすくからといったので、今も山に入るときにはおずけをかけてマンマを食べるな、そうすると怪我をするという。おつゆをかけて食べたい場合は、汁椀の方へ飯を入れて食べればよい。
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(ゾクシン)
1981年 栃木県
三が日は朝食にオカンイモと小豆飯を食べ、夕食にソバを食べる。オカンイモは鳥の出汁に銀杏切りにした大根・細かく切ったニンジン・ゴボウ・ハネギに適当に切った里芋を入れ、醤油で味付けしたもの。三が日の朝には仏様と大神宮様に小豆飯とオカンイモを供える。下げたオカンイモはご飯に入れておかゆにして食べると疫病神がくっつかないという。
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