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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

イシ,セキカ,ヘキセキ
1980年
いつぞや鯛をくれた人がいて、その鯛を調理してみると、腹の中から鯛の口より大きい石が2つ出てきた。直径8~9寸ほどの青色をしたきれいな丸い石だったという。これは人間でいうところの結石に似たものか、という。

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ジングウコウゴウ,ウキダイ
1978年 広島県
神功皇后が鯛に酒をそそいだので、鯛は酔って浮いた。
類似事例

タイ,タコ
1980年
鯛の中には光るものがあり、ある人が鯛を切って鉢に入れていたところ、夜になって強く光ったという。これを煮て食っても害はないという。また蛸も夜になると光るという。
類似事例

サカナノヌシ
2000年 愛知県
日間賀島の海にさかなのぬしという大きな鯛がいた。この鯛は何度も同じ岩の上で寝ていたので、岩に鯛の形がついた。村の人はこの岩をたいのかたと呼ぶようになった。この岩をまたぐと波に押し切られて溺れるといい、今でも避けて通る。
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ニチレン
1972年 長崎県
日蓮が枯れ木の枝を逆さまにさしておいたら、根がついて銀杏になったという。また、焼いた鯛を生かしたことがあり、今でもこの鯛はどこかで生きているという。
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タイ
1973年 神奈川県
小田原候は、昔から吉事がある毎に必ず城の櫓に1匹の鯛がおいてあるという。ある時2匹の鯛があったので、家臣らが例の吉瑞だと思い、小田原候に献上した。候がそれを食べたところ、後日召状がきて、幕府の顕職についたという。これは人間業ではないと思われる。
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コイ
1980年 神奈川県
盗人が夫婦で住んでいた鯛のうち、雄のほうを盗むと雌の鯛は悲しみで弱り、毎夜、妖精になって盗人の家に行き「夫を返しておくれ」と言い続けた。盗人の女房が外を見ると紫の着物を着た女がいた。女が去ったあとには紫の鱗が1枚落ちていた。
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ノロイ,キツネ
1968年 佐賀県
誰かに呪いをかけたいときは、悪狐に頼む。ボール箱を開いて中に小豆御飯を盛り、鯛を2枚枝にかけて祈る。実際に見た人の話によると、ボール箱に狐の毛がたくさんついていたという。
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テンセイ,レイセキ
1976年 東京都
隣家のものが珍しい石を得て、宮を造り勧請した。来歴を聞くと、35年前の文政7年に川掛役人が遠州天竜川御用のときに丸い石を見つけたので持って来たと言う。当時は差し渡し6寸5分であったのが、差し渡し1尺4寸8分、回り4尺1寸8分に成長した。ある人がいうには、これは生きた石であり、竜石であるという。
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ウシオニ
1974年 京都府
久美浜湾で夜釣りをしていると、向こう岸から呼ぶ声がするが、舟をつけても誰もいない。陸にあがって声の主を探している間に、鯛とその餌がなくなっていた。帰路も迷ってなかなかたどりつけなかった。うしおににつけられたからだという。
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ダケイシ,コウボウダイシ
1958年 岐阜県
ダケ石は弘法大師の杖が石になったといわれている石で、この石に触ると怪我をするという。
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キツネ
1980年 青森県
1950年前後のこと。夫が親戚の嫁取りの帰りに、鯛の形の菓子欲しさにキツネに道を隠された。落ち着いて座って火を燃したら段々道が見えてきたので「明日ゴハンもってきてあげるから通してくれ」と言って帰ってきた。翌日、おにぎりを握って同じ場所に置いてきた。
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タンバノカミノレイ,ヘビ
1956年 福島県
丹波守の霊が蛇になって倉にいる屋敷がある。直径2寸、丈2間という。
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カガミイド
1940年 大阪府
三島郡磐手村下に「京の藪」という森があり、その奥の落窪に「鏡井戸」という井戸がある。昔からこの井戸は、住吉の漁師が鯛をとるとその鱗が映る、と言われている。
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リュウセキ
1976年 新潟県
越後国蒲原郡勝屋村のある百姓が、山で径5、6寸ぐらいの丸い石を拾ったところ、ある日、石が二つに割れて中から煙が立ち昇り、にわかに雷鳴大風雨がおこった。割れた石の中には丸い穴があったという。
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シロイシサマ
1991年 愛知県
真っ白なきれいな石で、石を動かすと「もとの山へ帰りたい」と泣く。その石を盗もうとした者は体が痛くなった。
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ダイジャ
1943年 愛媛県
子供が打ち身をしたときは、「猿沢の池の大蛇が焼け死んだ アビラオンケンソワカソワカ」と唱え、指で唾を3回塗ってやる。また、のどに魚骨を差した時は「センタイソコの鯛の骨 アビラウンケンソワカソワカ」と唱える。
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バンノイシ
1980年 岐阜県
盤の石という石がある。これは弘法大師が碁を打った石だといい、これをかまうと暴風雨になるという。一メートル四方くらいの石である。アマノジャクのいわれがあるともいう。
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シカイシ
1956年 宮城県
大きい石が牡、小さい石が牝。神鹿が石になったという。不踏石とも。
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ヤマノカミサマ
1985年 福島県
山の中で石が落ちそうなところを通るときには、山の神様にお願いすると神様が石を抱いてくれるという。
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バケイシ
1993年 岩手県 
化け石は、いたずらするものを懲らしめるために石にしたものである。
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キツネ
1989年 鹿児島県
婚礼のある家で鯛がなくなった。その夜に産婆が突然のお産に呼ばれていった。お産がすみ、ご馳走が出され、立派な布団で眠ったというが、次の日目が覚めるとそこはキツネの穴だった。産婆はキツネのお産の手伝いをし、ご馳走は婚礼で盗まれたものだった。
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