ナベシマヤシキキイ,カイイ 1978年 東京都 江戸の山下御門の正面にある肥前佐賀屋敷の鬼門隅の長屋では、昔から毎日僧衆が来て護摩を焚いている。昔大奇怪があったためだという。今も折々、太守が在府中には怪異があるという。小雨など降る物寂しい夜に、庭で火柱が立ったり、器物が踊り動いたり、家鳴りがしたりする。太守が帰国すると、屋敷の者たちは安眠できる事を喜ぶ。
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イソウ 1982年 福岡県 享保18年春頃、筑紫国天拝山の頂に毎夜火の光が見えるので、太守が怪しんで家臣を見に行かせた。すると1人の僧が五穀豊穣の護摩を修していた。家臣が確認をしに来た事の証拠が欲しいと言うと、僧は梵字に似た字で歌を認め渡した。太守がそれを見て僧を召したので、家臣たちが再び山へ入ると、僧の姿は無く、護摩の跡も無かった。
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ビンビン,(イエ,ヤシキニデルヨウカイ) 1989年 長野県 家・屋敷にはビンビンが出るという。
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ヤシキガミ 1983年 岡山県 新見市西方では、屋敷内の椿の下などに屋敷神の小祠がある。この屋敷神はその屋敷が移転しても動かせないものだとされている。
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ヨウカイ 1978年 愛知県 ある時、夜更けより尾張の太守が鷹狩りに御出になった。すると山の奥より「申の歳申の月申の日に猿を殺した尾張殿はどこだ」という怪しい声がし、総勢が動けなくなった。そこで尾張太守は強気の士を呼びよせると、士は「何やつぞ」と叫びながら睨みつけると、妖怪は去ったと見えて夜が明けたようになり皆は正気に戻った。
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ユーレー 1988年 長野県 家や屋敷などには幽霊が出る。
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ヒバシラ 1938年 長野県 火柱が立つと、立った家かその近く、または火柱が倒れた方角で火事が起きると言う。子供の頃村の寺が燃えたが、その直前、寺の庭に火柱が立ったのを見た人がいるという。
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コウボウダイシ 1958年 香川県 護摩山が鳴動して村人が恐怖していた時、弘法大師が一夜の庵をむすんで護摩をたき、山の鳴動を鎮めた。以来この場所を一夜庵という。
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ヒノタマ 1988年 長野県 家や屋敷などに火の玉が出る。
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ヤマノカミ 1958年 香川県 正月九日は山の神が護摩を焚く日なので山へは行かない。
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ムジナ,(イエ,ヤシキニデルヨウカイ) 1989年 長野県 家・屋敷にはムジナが出るという。
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ヒバシラ 1991年 山形県 神社の境内に突然火柱が上がることがある。ゆっくりとそのまま移動するが、火の倒れた方角に火事が起きる、と言われている。
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オバケ 1988年 長野県 家や屋敷などにお化けが出る。
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