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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

イチモクリュウ
1974年 三重県
伊勢国桑名の東に多度山権現があり、その摂社に一目竜の社がある。とても小さい社だが、この神が出る時は激しい雷雨が降るという。住民はそれを多度権現の出現とし、外に出て上空を見ると一帯の黒雲が屋根の上を摺るように走っていく。神が出た後は天気が平穏になるので喜ぶ。この神は毎月18日には楫取の清泉寺という寺に入るが、やはり一帯の黒雲が寺に入り、堂内一面に雲が集まって、夕方には社に帰るという。

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マツ
1976年 千葉県
文政5年に房総を遊歴していたら、安房国のある村で前原権現という社が流行していた。2,3年前から流行神となっているという。その始まりは、社の傍らにある神木の松が風で社の屋根を損じる為に、相談して明日伐ろうとしたところ、夜の内に松が社を避けるように曲がったからだという。その松は参詣して目の当たりにした。
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アンバサマ
1939年 福島県
あんば様は、漁業家の信仰する神である。舟玉十二社のなかの一社で、大杉大明神という。
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ノリワラ,ハヤマ
1949年 福島県
神が憑いてその神の言葉を伝える人のことをノリワラという。葉山を祀る所は葉山の神が出る。葉山以外の諸々の神を祀る所ではそれらの神も出る。その場合幾つかの神が次々と出現するが、ノリワラはそのたびに神を送り、迎える。出るはずの神が出ずに代理の神が出ることもある。稲荷の代わりに月山さまが出たり、その数年後に稲荷が出ることがあった。何かの神に代わって水神さまが出たが一年だけのことだった。そういう時は、今年は都合で出られないので他の誰かに代わってもらうのだと言う。
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(カゴイシ)
1951年 三重県
江戸時代、一目連の近くの多度山で光物と怪音があった。同時に巨石が落ちてくるが、一目連社のすぐ近くで止まったという。
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フジゴンゲン,ユキ
1974年 東京都
そもそも富士権現の社は本郷にあったが、百年ほど前に駒込の地にうつった。それはこの地に富士山によく似た小さい山があり、その上に大木が生えていたのだが、さる6月朔日に雪が降り、大木が時に合わず花の枝に見えた。その所の住人にお告げがあり、富士権現を勧請して本郷の社を移したという。
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イチモクレン
1974年 三重県
伊勢国桑名あたりに多度明神の宮がある。ここの別殿に一目連というものがある。いにしえから災いある時は忽ち現れて救ってくれるという。洪水の時に人々が木の上に登って助けを求めていた時、いまこそ一目連が現れて、救ってくれるに違いない、みなで祈れ祈れと叫んだ。するとその日の夜から急激に水が引き、人々は助かったという。
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イチモクレン
1976年 三重県・愛知県・岐阜県
不時に暴風が吹いて大木をなぎ倒し岩を崩し民家を破ることがある。しかし、ただ一筋で他の所には被害が無い。これを一目連と名づけて神風とする。伊勢国桑名郡多度山に一目連をまつる祠がある。
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オニノテ
1974年
ある人が葬式の時雷が鳴り、棺桶の上に黒雲がかかり、黒雲の中から熊の手のようなものが出てきた。抜き打ちにして斬ると雲は消え、跡に血だまりがあり、毛の生えた物が落ちていた。その刀を火車切と名付けた。
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リュウ
1970年 奈良県
竜が竜花寺の僧から法華経を聴いた。その恩に報いるため、竜は雨を降らせた。けれども竜は大梵天主の怒りに触れ、身を分断させられて落下する。その身を祀ったのが竜海寺・竜心寺・竜天寺・竜王寺である。
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カシャ
1974年 岡山県
寛文10年、備前の浦辺を航行していると黒雲が来て中から人の声がした。雲から足が出ていたので引きずりおろすと、黒雲に連れ去られた老母の死体だった。
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アヅキトギ
1950年 新潟県
出る。
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ヤカンコロバシ
1950年 新潟県
出る。
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ネコ,ウマレカワリ
1978年 愛知県
三州挙母の神竜寺に1匹の猫がいた。よく外に迷い出るので首に「神竜寺猫」と書いてくくっておいたが、5年前その猫は死んでしまった。僧はよくよく供養して猫を埋葬した。去年、岡崎に1人の女児が誕生した。この背中には「挙母神竜寺猫」と黒くあり、洗っても消えなかった。これは死んだ猫の生まれ変わりとされた。
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カミサマ
1936年 京都府
丹波国の湖の水を保津の谷川へ流すのに、請田神社、鍬山神社、持籠神社の3社の神様が相談して協力した。
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クマノゴンゲンノゾウ
1979年 岩手県
光興寺には熊野権現が祀られていた。ある時京から来た修行僧がこの堂を一夜の宿とした。僧が火を焚くと、その火は堂に燃え移ってしまった。その時熊野権現の像は遥か離れた畑中まで飛び移り、いたやの大木に引っ掛かっていたという。この熊野権現の像は今日柳玄寺にあるが、柳玄寺が出す八咫烏の護符は罪を犯した者が飲むと顔が腫れだすという。
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アマゴイ
1954年 兵庫県
法泉寺の住職らを中心に村の男総出で、寺の上の若宮さんのあるところで七日七晩祈祷する。藁で雌雄の2間ぐらいの竜を作り経文を紙で巻く。最後の日に竜を鳴門の海につけると大きな亀が浮かび黒雲が出て大雨が降る。
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リュウ
1970年 奈良県
昔、大旱の時、雨乞いをしたら竜が現れた。竜は、雨を降らせたが、大竜に殺され、3つに切れた竜の体が落ちて来た。村人はそれを竜頭寺、竜腹寺、竜尾寺の3つの寺を建てて祀った。
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ユウレイ
1983年 千葉県
昔、弁天橋には、弁天様のお社があった。それを川の改修工事で壊したところ、幽霊が出たため、お社を作り直している。
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ショウガツノカミ,トシトリノカミサマ
1985年 福島県
2月8日は去年の12月8日に来た正月の神(年取りの神様)が帰っていく日である。昔はこの日には神が頭をとかすから朝早く外には出てはいけない、外に出ると身体が悪くなるといった。
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(ゾクシン),カラス
1933年 愛知県
寺の屋根で烏が鳴くと人が死ぬという。
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リュウ
1971年 福島県
昔、川上一帯は湖で、主の竜が住んでいた。この竜に八幡太郎義家の家来の源八がのまれてしまったので、義家は弓張堂にある石に腰を下ろして、この竜を射殺した。その竜があばれて九つ山と羽黒山ができ、湖水が久慈川になって流れ、他の一帯は丘や平野ができた。
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