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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ヤブニコウノモノ,ビン
1973年 愛知県
尾張国に妙心山正法寺という禅院があり、そこに4石入りの瓶が埋まっていた。中に前の川で洗った瓜茄子を数個ずつ入れて通る。瓜や茄子を商う者が、直に通るときは荷物が重くて上がらないものの、瓶に瓜や茄子を入れると荷が軽くなるという。また塩商人の場合も同じであった。年によってどちらかが多くなっても塩加減は同じで、実に奇怪である。藪にも香の物という諺はこれにちなむ。瓶の中の香の物は毎年6月5日の朝に熱田社に供えるという。

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ウリコヒメコ
1981年 鳥取県
お婆さんが川で洗濯をしていると瓜が流れてきたので拾って帰った。すると瓜の中から女の子が生まれ、瓜姫と名づけて育てるが、天邪鬼が悪さをして瓜姫になりかわってしまう。瓜姫が花嫁さんになるときに、鳥の知らせでそれがばれる。
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ガワイロ
1987年 岐阜県
ガワイロは瓜が好きなので、瓜を食べて川に行ってはいけない。
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ウリヒメ,カヤノネモト
2001年 青森県
お婆さんが水汲みに行ったところ、瓜が流れてきて桶に入った。その瓜から赤ん坊が生まれてきたので、瓜姫と名づけたが、あるとき、その瓜姫がアマノジャグという鳥に食べられてしまった。今も茅の根元が瓜姫の血で赤くなっている。
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ウリヒメ,ヌシ
1939年 長崎県
お婆さんが川から拾ってきた瓜から女の子が出てきて、瓜姫と名づけられた。ある日、主が瓜姫を縛って瓜姫に化けたが、お爺さんとお婆さんはそれを見破った。
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ウリコヒメコ
1934年 兵庫県
昔、婆さんが川で大きな瓜を拾った。その瓜の中から女の子が出てきたので、瓜子姫子と名づけて育てた。瓜子姫子は大きく美しくなったが、婆さんが川へ洗濯に出ている間に悪い者に誘われて、とうとう殺されてしまった。
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カッパ
1979年 岐阜県
カッパは川で泡が吹いているところにいる。瓜を持って川に行くと、カッパが瓜をとる。
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アヤシキウリ
1976年 京都府
御堂関白が物忌みの時、解脱寺の僧正観修、陰陽師清明、医師忠明、武士義家朝臣が傍らに侍っていた。5月1日、南都から瓜の献上があったが、物忌み中であるからと清明に占わせた。すると1つの瓜に毒があるという。僧正が念誦加持したら瓜が動き出した。忠明が瓜に針を2本刺すと瓜は止まり、義家が刀で瓜を割ったら中に小さな蛇がいて、両目に針が刺さり首が切れていた。
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オオキナナス
1993年 福井県
茄子ヶ池は昔、大きな池だった。この池の近くへ行くと、いつも大きな茄子が浮いていた。ある物好きが池の中に浮いている茄子に弓を放ったところ、大きな音を立てて消えたという。その夜大暴風雨が起こり、村に大損害をもたらし死人もあったという。
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サクモツキンキ,ナス,シ,(ゾクシン)
1916年 大阪府
茄子を屋敷内で作ると死人が出るという。
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ナス
1974年 広島県
広島城下に八兵衛という者がおり、彼の庭にあった木瓜に12個の茄子が生えた。その内8つは白く、後は普通の茄子だったという。
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ナス
1916年 大阪府
屋敷内で茄子を作ると、家に死人が出る。
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カッパ
1979年 岐阜県
瓜を食べて川に入ると、河童に尻をとられる。
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ヤマタノオロチ
1971年 茨城県
徳蔵集落の八瓶山には、八つの素焼きの瓶が埋まっていた。ヤマタノオロチに飲ませた瓶であるという。そのうちの三つは飛んで行って、笠間の飯田神社の裏にミツガメサンとしてある。雨の降らぬとき、その瓶の水をかき回すとたちまち雨が降るという。
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カッパ
1968年 岩手県
中屋敷のご先祖は、河童が謝罪の証文を書いたので許してやった。河童は瓜だけは食べさせてほしいと言ったので、ご先祖は川端に瓜の種を播いて歩き、至るところに小瓜畑ができた。
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エンコ,カッパ
1938年 山口県
エンコ(河童)は茄子が好きだといわれている。茄子を床仕立てにして、植えかえないで実をつけさせたものを食べると人間の肝が茄子色になるので、エンコはその人間を海へ引き込む。エンコの腕はカンヌキになっており、片方を引っ張ると両方抜けてしまうといわれている。
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ナス
1980年 和歌山県
茄子を二か所に植えると、人が死ぬ。
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(カワタロウ)
1980年
川太郎は、西国九州の川や沢や池などに多くおり、形は10歳ほどの子供のようで、裸である。また上手に立って人間の言葉を話す。髪の毛は薄く、頭に窪みがあって水が盛られている。水中に棲み、夕方になると川辺に出てきて、瓜や茄子を盗み取るという。
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(ゾクシン)
1938年 栃木県
旧暦9月9日・19日・29日を三九日という。この日に茄子を食べると、中風にかからないといわれている。季節の関係で三九日に生茄子を得られない場合は、漬けておいたものを代用として食べるという。
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(マジナイ)
1957年 山梨県
疣ができたとき、茄子を切って疣を撫で、畑の隅に埋めると、その茄子が腐るときに疣が治る。
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ヤマンバ
1985年 愛媛県
昔、ヤマンバの一族が住んでいて瓶を背負い大松峠を越えて人里に来ては、二つ三つの子供を瓶に入れて持ち帰り、一族に手や足を分け与えていたという。
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ガワイロ
1987年 岐阜県
夏、瓜または胡瓜を食って川に水浴びに行くと、ガワイロが出る。ガワイロは瓜が好きで、尻の穴から人の臓物を喰う。
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