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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

タヌキ
1973年 千葉県
下総国香取大貫村で文化2~3年頃、ある家の天井の上に狸が住んでいて、髪と筆を用意して書を乞えばそれらはひとりでに天井上に上がり1~2文字が書かれていた。ある時主人が狸に人が来るから何か面白い事をしろと言ったら市の幻影を出した。

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タヌキ
1973年 千葉県
下総国香取大貫村の藤堂家陣屋に仕える者の家に、文字を書く1匹の狸が住んでいる。この狸は天井にいて、主人が、筆に墨をふくませ机の上に置くと、白紙と筆は宙に浮いて天井に消える。後で主人が天井にのぼると「鶴亀」や「松竹」と書かれていて「田ぬき百八歳」とある。しかもこの書は、次の年になると「百九歳」と変わっている。
類似事例

タヌキ,タヌキノヒッセキ
1973年
文化4年、ある人のもとで狸のかいた書というものを見た。
類似事例

タヌキ
1975年 徳島県
2人の婆さんの間を狸が行ったり来たりして、行った先の婆さんが頭が痛くなる。狸が殺されるとよくなる。狸がヒアカス(火を灯す)のは、狸のヨダレだという。
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テン,テントバ
1977年 富山県
テンは天井裏にいるとも考えられていた。
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(ゾクシン),ワラニンギョウ
1933年 福岡県
筑前大島では1年のうちに2人の死人を出した家では、3人目が出るといって2人目の藁人形を棺の中に入れる。そうすると、3度目の不幸をまぬがれるという。
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ケムリ
1977年
天養2年3月7日、左大将雅定が伊勢の勅使の時に、家の寝殿から、煙が上がった。驚いて、天井裏を見ると、仏の絵や旗があった。それらを門の外に出すと、煙は消えた。
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タヌキ
1979年 徳島県
狸に化かされないためには、親指を隠して夜道を通る。狸が来たなと思ったら、袖の下から見ると、狸は逃げるという。狸が提灯に化けることがあるが、提灯の灯を消しに来るともいう。祝言の時、嫁が来る途中で、狸が大きな坊さんに化けたことがある。狸は綺麗な娘に化けるが、必ず足下がぼおっとしているという。
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タヌキ
1939年 香川県
背負ってくれ、手を引いてくれと言う狸がいる。砂をかける狸もいる。狸を打とうとすると自分の膝を打つという。また、火を取る狸がいる。
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マルイタマ
1991年 石川県
家の天井に丸い玉がコロコロ転がっては消えるということがよくあった。
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タヌキ
1984年 埼玉県
むかし、長慶寺の住職だった牧厳和尚は、お経を読むのも字を書くのもたいへん下手だったが、ある時、狸に化かされて狸の葬式に出かけて以来、お経もうまくなり、狸の毛で作った筆でたいへん上手な字を書くようになった。
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ノボダヌキ,アナダヌキ
1981年 和歌山県
狸にはノボ狸、アナ狸の2種類あって、人を化かすのはノボ狸のほう。
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タヌキ,タヌキノヒッセキ
1973年 東京都
武州多摩郡国分寺村のある者の家に、狸の書いた書がある。京都紫野大徳寺の勧化僧が来て、無言の行中であると言った為用事は書を使って済ました。家の者は有難い僧侶だともてなしたが犬に喰い殺されて狸の姿をあらわした。
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ヤスベエタヌキ,オタヌキサン
1981年 京都府
祇園の辰巳橋のお稲荷さんは、祇園の芸者がよく参るが、実は狸が祀られているらしい。また京都には町々に安兵衛狸など名前のついた狸が住んでいたらしい。柳馬場に住んでいたある人は、床の下でカンカンと音がしたり、原因不明の現象があったりすると、「狸の何々さんや」といっていた。
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キツネ,ネズミニオサレル
1960年 大阪府
昭和25年8月4日午前3時、寝付こうとしたら急に体が2寸くらい跳ね上がった。体が天井を破り、屋根を突き抜けて大空へ飛昇したように感じだ。
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ムジナ,タヌキ
1990年 秋田県
くらんさという山にすむ狢(狸)を退治するために、狸の入っている穴らしきものをいぶしていたら、男の人が出て行った。それが狸だったという。
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タヌキ
1973年 香川県
木沢の塩田の釜たきは、12時間交替で仕事をする。夜12時頃、石炭殻を土手に捨てていたら汐の引いたところで娘がカニをとってガリガリかんでいる。「狸だ」と言って殻を投げつけたら、変な声を出していなくなった。
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タヌキ
1981年 和歌山県
狸には穴にすむ狸と野に棲む狸がいて、人を化かすのは前者。
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タヌキ
1943年 香川県
話者(広瀬)のうちの大松の下を夜通ると狸が化かす。それは、昔山の中にある権現さんに住んでいた正さんという女の狸が大松の狸へ嫁入りしたのだが、人が通るとその嫁入り狸を人が取りに来たと思って、男の狸が化かすのだという。
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タヌキ,タンキツキ
1963年 岡山県
狸を飼う家筋がある。雌雄の狸が抱き合った像を拝んでいる。この像1つに75匹の狸がいて、仕事を手伝って家を栄えさせるが、猛烈な勢いで増えてしまって飼いきれなくなり、近所で悪さをして人に憑いたりするので嫌われる。狸憑きは法印に祈祷して落してもらう。狸憑きの家の人と結婚すると狸がついてくる。
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タヌキツキ,イヌガミツキ
1985年 愛媛県
狸に憑かれておかしくなることを、狸ヅカレと呼ぶ。また、狸は人に憑いて騙す。狸に騙された人を村総出で捜す。見つけたときには、ふぬけになっていることが多い。
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タヌキ
1959年 愛媛県 高知県
遠くの山に火が見えることがある。これは狸の仕業で、実はすぐ目の前で狸が悪戯をしているのである。また、狸は夜半に来て小屋の戸を叩いたりもする。
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