国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

ヘビ
1997年 高知県
きれいな娘さんのもとに、男が毎晩来た。親父が跡をつけてみたら、洞穴の中に隠れた。そこで菜種油を流し込んで火をつけたら、燃えた蛇が飛び出してきた。蛇が淵に飛び込むと、淵の水が沸き上がった。それでわくが淵と言うようになった。

類似事例(機械学習検索)

クモ
1929年 宮城県
澱橋の土手の淵で釣りをする男の足に蜘蛛が淵から出てきて糸をつけた。男がその糸を近くの柳の大木に移しておくと、突然柳が引き倒され、淵へ引きずり込まれた。そして、淵の中から「賢い、賢い」という声がした。この淵は賢淵と名づけられた。
類似事例

サカナ,オトンボブチ
1971年 長野県
川の水が枯れても常に満水の淵があった。ある日、猟師がその淵のそばを通った時、魚が突然飛び上がって淵に飛び込んで「おとんぼよう」といった。それからおとんぼ淵と呼ばれるようになった。
類似事例

ヒメ
1973年 島根県
姫が淵は、淵の底で姫が機を織っていると伝えられている。淵に石を投げ入れると雨が降る。また、淵を干したら大雨になったという。
類似事例

ヘビ
1962年 徳島県
蛇淵という淵の上に家があり、痣や傷一つない、きれいな娘がいた。娘は、夜になると男がそばに来て寝ると訴えた。障子も開けず、ものも言わず、冷たい体だという。糸を付けた針を男の着物に刺して辿ると、淵の上に行きついた。そのうち娘は産気づき、おりものをたらいで受けると何杯分もの蛇の子が産まれた。竹藪に捨てると蝶々になって飛び、娘は死んだ。
類似事例

ダイジャ
1957年 愛媛県
僧都の蛇淵は3人で囲む位だった。うちのばあさんが馬を追って草刈に行ったとき、馬が蛇淵で動けなくなったが、そこには大きな蛇がいた。
類似事例

コヘビ,フチノヌシ
1921年 岩手県
大正5年ごろ、腹帯の淵の付近に住む家族3人が同時に急病になったが、それは庭で赤い小蛇を殺したためだという。蛇はこの家の3番目の娘を嫁に欲しがった淵の主の使者であった。娘は恐怖のあまり病にかかり死んだ。娘が死ぬと3人の病気は治った。娘の屍を淵のほとりに埋めたところ次の日にはなくなっていた。それからというもの、娘の命日には家の前に必ず雨が降るという。また、淵に石木を投げ入れても必ずその家の前に雨が降るという。
類似事例

ヘビ
1982年 岡山県
鳥取県の根雨の遠藤という武芸者の娘のおまるの元に毎晩不思議な若者が通った。下男があとをつけると二人で新庄の滝の淵に入った。父母は下男の言うことを信じず自分たちで跡をつけて呼びかけると、おまるは角の生えた蛇になって淵から現れたので、あきらめた。そこをおまる淵と言う。
類似事例

ウワバミ
1973年 広島県
うわばみが棲むと言われている淵がある。旱天の時は、木を刈って淵を埋めて祈れば、雨が降るという。
類似事例

ヘビ
1981年 和歌山県
娘のところに男が通い、その娘は蛇の子を産んで、女郎淵に身を投げて死んだ。
類似事例

コモリ
1986年 埼玉県
桜ヶ淵という淵で子守りの子が死んでしまった。それから毎夜「ねんねんよ」と淵から子守り歌が聞えてくる。
類似事例

ワンコブチ,リュウ
1989年 長野県
昔、村人は何かあるたびに淵の主である竜から椀を借りた。いくつ貸してくれと頼むと、その数だけ淵の底から出てきた。ある人が借りた内の数個を返さなかったため、以来、淵の主は椀を貸してくれなくなった。わんこ淵はおお淵といい、小道木地区にある。
類似事例

ダイジャ
1976年 和歌山県
川津明神の縁起。昔、長者の娘にもとに男が毎晩通った。娘が妊娠したので母親が怪しみ、ある晩男の裾に糸をつけて翌朝たどると、滝に岸の洞穴に着いた。男は滝に住む竜が化けていたのであった。娘が生んだ子は若宮八幡と名づけられて祀られた。また、美少年に化けた滝の淵に住む蛇が村中の美人と交わった。その蛇を守護神として祀ったのだともいう。
類似事例

ダイジャ
1974年 和歌山県
イトウノ淵という淵があり、ここに大蛇が住んでいたという話がある。
類似事例

ダイジャ
1970年 岡山県
鞍淵という淵で雨乞いをする。かつて、洪水のために出てきた隣村の池に住む大蛇が杉の枝に引っかかっていたので殺した。その骨を焼いて灰にして鞍淵に捨てたので、蛇気があるからだという。
類似事例

ダイジャ
1955年 静岡県
タル(淵)の上で炭焼きをしていると毎日いい娘が遊びに来る。淵の大蛇だと思って、焼き石を淵に投げ入れた。蛇は一つ目をつぶされ、信州八ヶ嶽まで逃げていき、桜ヶ池の大蛇となった。
類似事例

デンパチクモ
1968年 岡山県
はたきの淵ではでんぱち蜘蛛の民話が伝えられている。この淵の水を干してしまうと、淵のヌシが怒って雨を降らせると言う。
類似事例

ハクジャ
1973年 大分県
住吉淵には白蛇がいるという。淵に石を投げ入れると雨が降るという。
類似事例

ダイジャ
1973年 広島県
竜王山の麓に大蛇が住んでいると伝えられている蛇淵がある。淵の傍らには龍王を祀った祠が建っている。この淵を汚すと必ず雨が降るというので、雨乞いに牛馬の骨を投げ込むという。
類似事例

ゴゼンサマ
1967年 福島県
乙女淵とか御前淵と呼ばれているところで、昔、大家の娘が紅花を摘みに行って、水鏡で自分の顔を見ていたら、御前様にみいられ淵の中に引き込まれた。その後、ある男が淵に鉈を落とした。鉈の柄が近くに見えているので取りに入ったら、前にいなくなった大家の娘が機を織っていた。娘は、ここにいることを誰にも話さないでくれと、布をくれた。男が淵から上がると3年が過ぎていて、家では三回忌が行われていた。もらった布はいくら切ってもなくならず、どこまであるのかとほぐしたら、そのとたん男は死んだ。盆の16日はこの淵へ流し機といって、機をつくり流すという。これをしなければケチがつくといわれ、どんなことがあってもやらなければならないといっている。
類似事例

リュウグ,リュウグフチ,(シンジョ)
2003年 山梨県
桂川の杵岩近くの深い淵を竜宮淵とよばれ、あそこに落ちてしまった1人の百姓が、淵の底に神女に会って、「何でも欲しい物の名を紙に書いて淵に投げいれるが良い」と神女にいわれたという。
類似事例

ヘビムコイリ
2001年 鹿児島県
娘の所にきれいな男がやって来る。どんなに戸締りをしても入ってくる。ある時後を追ってみると,男は小さな蛇だった。娘は蛇の子を産んだという。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内