ガワッパ,ガワタロウ 1974年 熊本県 ガワッパ(ガワタロウ)が、春の彼岸前にヒュンヒュンと川を下る。川祭りは春秋彼岸に山と川を往来するガワッパと関係がある。
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カワノオゾエモノ 1965年 宮崎県 12月1日の師走川の日には、川のオゾエモノ(魔物)にダゴを与えなければ川に引き込まれるので、買ってでもダゴを川に投げなければいけない。由来譚として、山人が山に泊まり、朝帰るときに、山の神様に「昨日お前の家に子どもが生れたが、12月1日に厄にかかって川で溺れて死ぬことになっている。ねばいそばを食わせて渡らせると助かる」とおしえられ、その通りにして子どもは無事だった、という話が伝わっている。
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ガワッパ 1972年 熊本県 ガワッパが好きなそうめんを使ったおまじないがある。同じ日に川祭りが行われ、配られる酒をなめると、ガワッパからさらわれない。
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ガーロー,カッパ 1970年 鹿児島県 旧5月27、28日ころに川祭りを行う。この祭りより前に川で泳ぐと、ガーロー(河童)にジゴを取られるといわれる。
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カッパ 1997年 青森県 河童の害を防ぐため、キュウリを沼や山田川へ流した。
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カワコ 1973年 兵庫県 いつもは川スソという神が川コの上に乗っているので、川コは悪さをしない。けれども6月30日の川スソ祭りの日は、神が川コを離している。そのため、この日に川に入ると川コが人間の肛門に手を入れて臓物を引き出してしまう。
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ガワッパ,スイジンサマ,ヤマンタロウ,カワンカミサン 1970年 熊本県 カワマツリに供える団子を分けて家に持って帰るのはガワッパに引かれぬためという。ガワッパは水神様ともいい、人の肛門から手を入れて肝を取り、長生きする。またある時、草相撲取りが山を歩いていると子供が現れ相撲を取ろうという。簡単に勝ったが次々と同じような子が現れる。おかしいと気付き唾をつけると姿がなくなった。この子らはガワッパが秋に山に入ったヤマンタロウであったという。ガワッパは川の合流点にいて人間を見ると相撲を取りたがるという。ガワッパはカナモノが嫌いという。
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ガートンボ,ガワッパ,カッパ,(ゾクシン) 1972年 長崎県 土用入りの前日は土用祭りなどといって水神様を祀る。流行病がないように、あるいはガートンボに尻を抜かれないように水難除けにするという。土用の間は川にガワッパがいるので、前日に井戸さらいをするという。土用祭りの日に子供が川に入ると死ぬというので川には行かせないが、もし死んだ場合はカッパにやられたという。団子を食べておいたり、キュウリの苦いところを額に付けたりしておくと、泳ぎに行ってもカッパに引かれないという。
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(ゾクシン),カッパ 1935年 栃木県 川に小便をすると、かっぱに川に引き込まれるという。
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カッパ 1988年 長野県 川には河童が出る。
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カッパ 1959年 長崎県 長崎県五島では6月13日の祇園祭に続いて15日には河童封じの川祭りが行なわれる。川には50人の河童がいるというので、50本の折掛樽に御酒を入れて上げる。
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カワソソ,カワコ 1965年 兵庫県 川ソソは川の神で、普段は川コをおさえているが、6月晦日には放しているので、この日に川に入ると、川コが肛門から手を入れて、臓物を引き出してしまう。川コはクロガネ(鉄)を嫌う。
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