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検索対象事例

ヒョウスボ
1965年 宮崎県
中年の女性がナスを取りに畑に行くと、ヒョウスボがナスを食べていた。その後失神し、病気になったのでまじない婆さんに見てもらうと、水神様のたたりだといい、ヒョウスボの好きなごまのからとお神酒を供え、ロウソクを立てて祈ったが、よくならず、亡くなった。そのとき体が一瞬のうちに紫色になったという。

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ヒョウスボ
1992年 宮崎県
ヒョウスボのいたずらに手を焼いた村人がお坊さんに頼むと、お坊さんは10000個の小石にお経を書き、川に投げ込んだ。この小石に触れたヒョウスボは体が溶けてしまったので、首領が「もういたずらはしない。そのかわり、ナスを下さい」と詫びを入れ、聞き届けられた。それ以来、初なりのナスは「水神さんにあげます」と川に投げることになっている。
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ヒョウスボ
1992年 宮崎県
馬小屋に猿の手を下げると、ヒョウスボよけのまじないになる。猿は水中でヒョウスボより強いので、猿の手がまじないになる。ヒョウスボは夜間、馬にいたずらしに来る。ヒョウスボにいたずらされると、翌朝馬が全身汗をかいて落ち着かないのでわかる。
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クモニョウボウ
2000年 岡山県
蛇女房型の物語で、化け物になった女房を退治する際、ナスを用いたので、おと一日にはナスを食べるようになったという。
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ヒョウスボ
1965年 宮崎県
ヒョウスボは相撲が好き。頭の皿の水がなくなると力が弱くなるので、ヒョウスボと相撲をとるときにはまず、礼をするといい。
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ヒョウスボ
1965年 宮崎県
川の水が濁るのはヒョウスボがいるから。ヒョウスボが山に帰ると、川の水は澄む。
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ヒョウスボ
1992年 宮崎県
ヒョウスボは風呂に入るのがすき。ヒョウスボに入られた風呂は、湯がドロドロになり、生臭くなる。
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ヒョウスボ
1965年 宮崎県
山でヒョウスボに遭って声を掛けられても、返事をしてはいけない。もし思わず応えてしまったら、ヒョウスボの頭の水がなくなるまでお辞儀をして、挨拶し続けなくてはならない。
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ヒョウスボ
1992年 宮崎県
ヒョウスボに相撲を挑まれたときは、お辞儀をするとよい。ヒョウスボもまねしてお辞儀をし、頭の皿の水がこぼれて、弱くなるという。
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ヒョウスボ
1965年 宮崎県
ヒョウスボの大好物はナスビ。初なりのナスビは槍に挿して畑に立て、ヒョウスボに供える。それまではナスビを食べてはいけない。
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ヒョウスボ
1965年 宮崎県
ヒョウスボが行き来しながら鳴くときは、柴や萱で金物を叩くとおさまる。ヒョウスボは、山の上り下りには尾根道や尾筋を通るという。
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ヒョウスボ
1965年 宮崎県
ヒョウスボに出くわすと、火事とかとにかく良くないことが起こる。
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ヒョウスボ
1992年 宮崎県
ヒョウスボは川遊びの子供を水中に引く。仏様にあげたご飯を食べれば引き込まれないという。
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ゴマ,スワノミョウジン
1987年 長野県
昔,佐口の氏神様である諏訪の明神様がごま畑で転び,ごまのさやで目を突いて難儀した。そのためここではごまを作ってはいけない。
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スイジンサワリ
1972年 長崎県
水神に関する俗信。飲料水用の川に焼き物・金物や体を入れると体が痛むが、これを「水神ざわり」という。また、井戸神は水神であり、病人が家族にいると水神がさわるといい、これを水神様のおさわりという。お神酒・塩・米をあげると治るという。
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スイジンサマ、ガラッパ
1989年 鹿児島県
水神様に関する俗信。水の中に小便をすると水神様のたたりがある、水神様に悪さをするとガラッパが川に引き込む。
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ヒョウスボ
1965年 宮崎県
ヒョウスボは、キレモノ(刃物)を怖がる、という。
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ゴマ,スワミョウジン
1987年 長野県
諏訪明神がごまの葉で目を突いたので,八千穂村崎田ではごまを作らず,ごまの畑にも入らない。
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ヒョウスボ,セコ
1965年 宮崎県
ヒョウスボは陸にあがるとセコになる。赤蜂が好物である。
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ヒョウスボ
1965年 宮崎県
川で漁をしていたらヒョウスボが網にかかったので、「網を三つ切って出て行ってくれ」と頼んだら、そうして出て行ったという。
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ヒョウスボ
1965年 宮崎県
和田の吉兵衛という船頭は豪傑だった。川端の関所で止められて船を引っ張ってオカを通っていたとき、ヒョウスボに足を引っ張られた。引き揚げてコウラをすっぱあげて相撲をとったが、そのときヒョウスボの皿の水を落としたので、それがたたって半病人になってしまった。
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ヒョウスボ
1965年 宮崎県
ヒョウスボは水の神。秋は山に行き、春は川に下りる。山に上がるときは「ヒョー」と鳴く。
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