フタツイワノダンザブロウ(ムジナ) 2001年 新潟県 相川の二つ岩の団三郎狢が、アンドン滝のジロベエ狢に嫁入りのとき、白藤を持ってきた。
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セキノカンド,ムジナ 1977年 新潟県 関の寒戸の元には、「二つ岩の団三郎」の長女が嫁いできたという。
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キツネイワ 1991年 奈良県 山へ行ったまま帰ってこない人がいた。探しに行ったところ、岩で押さえられて死んでいた。転げ落ちた岩に押さえられて死んでいたという。動くはずのない岩だったので、その岩を狐岩と言った
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オオイシ 1936年 兵庫県 昔、大岩を割ろうと石工が割目をつけていると、突然、岩から血が出た。驚いていると、岩が真っ二つに割れて、その石工を呑み込んでしまい、岩は元に戻ったという伝説がある。
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ヘビ 1937年 愛知県 山の上にあるタチ岩という大きな岩に蛇が住んでいると言われていた。また、道端に蛇岩という3尺ばかりの岩があり、蛇がタチ岩と蛇岩の間を通うと言い伝えられていた。
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ダンザブロウムジナ 2001年 新潟県 相川の団三郎狢は流行って、お参りに行く人がたくさんある。
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フタツイワノダンザブロウ,タヌキ 1917年 新潟県 佐渡に二つ岩の団三郎という名のついた狸がいる。一説によると全山で使う吹革の皮にするため狸を連れてきて放した人の名だという。
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イワ,フドウサン 1932年 兵庫県 物部川を2町程上ったところに切石というところがある。岩があちこちにあり、大きいのが立岩・双子岩、小さいのが島岩と呼ばれている。子供の頃よく泳ぎに来たが、双子岩・島岩のところには誰も近付かなかった。山の真下の岩と岩の間に向かって不動が立っており、参らずに泳ぐと死ぬと言われていた。不動の岩を割った子は気が変になった事実もある。
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(ジンメイヲモッタサドノムジナ) 1984年 新潟県 相川で佐渡のムジナの大親分としてまつられている二つ岩団三郎の配下である約100匹の人名をもつムジナたち。
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キイノガンセキ,サルイワ 1975年 猿岩という岩があり、婚姻の際この岩の近くを通ると不縁になるという。
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ザイモクイワ 1956年 宮城県 飛騨の工匠が、一夜で不動堂を建てようとしたところ、夏の夜は短く、あと一息のところで夜が明けたので、木取りをした材木を全て捨てて去った。それが岩に化して、柱岩、桁岩、染岩、ヌキ岩、角柱岩、敷板岩、萱岩として、白石川の左岸に残っている。今も山の神が惜しんで洪水があれば村境で留めるという。
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マエシラセ,メシチャワン 1964年 福島県 飯茶碗が二つに割れて、なにかあるぞと心配していると、人が死んだことを知った。
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タノミヤマ,フタツモリ 1955年 静岡県 二つ森の木をきってはいけないという。
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スモトリイワ 1985年 愛媛県 すもとり岩は2つの岩が相撲をとっているようなかたちで組み合った岩。離そうとすると火が出た。
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ヨバリイワ 1927年 愛知県 ヨバリ岩という2つの岩がある。年越の夜に岩と岩が交互に呼び合う。ある女房が谷に落ちて死んだが、ヨバリ岩の咎を受けたものと噂されている。
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メオトイワ 1990年 長野県 昔、旧道にめおと岩という大きい岩と小さい岩が並んでいた。ある旅人が小さい岩を通行の邪魔だと足で谷底へ蹴落とした。すると「上げてくれ」と声がするので元に戻してやった。すると静かになったという。
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ナリイワ 1983年 岐阜県 小那比川に面した山に大きな岩がある。岩の下を通りかかると「ザアー」と鳴るので、鳴り岩といわれている。
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サンシロウイワ 1996年 香川県 香田の三四郎岩は、大阪城築城の岩切り出しの時、三四郎という人が押しつぶされて死んだ岩。この岩に触れると病気や怪我をすると言われている。話者の家は三四郎の子孫らしいという。
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キツネ 1976年 長野県 染物屋に行った男が帰ってこないので、女房が見にいくと、男は途中の二つの岩のところで狐相手に着物を染めるよう頼んでおり、弁当に持っていったてんぷらを狐に食べられていた。
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テング 1987年 富山県 とんがり岩には天狗が住んでいる。岩には風穴があり、別の岩穴に続いている。
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フタツイ 1956年 宮城県 後妻が先妻の子2人を虐待し、大寺の僧に頼み、呪い殺そうとして穴を二つ掘る。子は死なずに成長し、のちに大寺の住職となり、二つの穴から清水が湧く。
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