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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ボウレイ
1943年 青森県
2人の娘がボート遊びをしていて転覆し、1人が死んだ。彼女は両親とも博打を打つので苦労していたが、彼女を妬んだ同級生がそれを理由にいじめた。彼女が死んだ頃には、いじめた方も家を出て働いていて、彼女が死んだことさえ知らなかった。しかし、毎晩夢にうなされて、病気のようになって帰郷した。娘を見ていた母親が亡霊に憑かれていると気づいて、死んだ娘の墓に1袋のゴマメを供えたところ、その後亡霊に悩まされることはなくなった。なお、こういう場合、供えるゴマメは、頭のないものは駄目で、供えるときも人に見られたり気づかれたりすると効果がないという。

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イマジョノオンリョウ
1934年 鹿児島県
青年が彼女を待っていた。彼女らしい人が通ったので追いかけたが、追いつかず墓地についた。近づくとそれは彼女ではなく、有名ないま女の怨霊であった。墓地から逃げたが、親類の家についた時には傷だらけになっていた。
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ヤマノバツコ,リュウジン
1943年 山形県
山のバッコと呼ばれた美しい山窩の娘が茶屋をしていた。あるとき、常民の男たちと伊勢参宮に行ったが、琵琶湖で龍神の人身御供となった。その際に彼女が言った通り、彼女の悪口を言ったものは3年以内に死んだという。
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カミサマ,ゴミソ
1967年 青森県
青森県八戸市のある女性は14歳で養女に出され、17歳で結婚し12年間に9人子供をなした。29歳のとき授乳中に突然具合が悪くなり失神状態となり、急に「カミサマだ」と叫びだした。それ以後彼女はカミサマとなった。それ以来言うことが良く当たり、大勢の人が相談に来るようになった。しかし妬む人もいるので修行をした。様々な相談が持ち込まれるが、祈祷をすると神が彼女の口を借りて喋る。
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(イキカエッタムスメ)
2003年 沖縄県
兼城の按司に2人の娘がいた。1人は中山王妃になったが、もう1人は父母の元にいた。この娘が病で死んでしまい、両親は娘を黄金の森に葬った。死後3日目の朝、安平田という男がここで雨宿りをしていると、娘が現れた。娘は熱病で気絶している間に葬られてしまったので、蘇生したことを父母に知らせてほしいと頼んだ。男は城に知らせ、娘は桑篠で作ったサンでお払いされた後に城に戻ったという。
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ユウレイ
1989年 長野県
生前、いじめられていた人が、幽霊になって出てくるという。
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シチニンミサキ
1943年 高知県
七人みさきは川や道で不時に死んで弔うものがいない亡霊がさ迷っているうちに、同じような亡霊が集まって一つになったものである。正面から行き逢うと死ぬ。取り憑かれると高熱を出す。祈祷して払わないと家族の者が3人死ぬとも言われる。
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ダイジャ
1967年 福島県
川が二股に分かれているうちの、低いほうの川原に家が一軒あり、どんな洪水にも水は家に上がらないが、昔は水が出るたび流されていた。母親は嘆息し、家が流されずに済むなら、3人娘の1人を淵の主にやってもよいとつぶやいた。その後、毎日のように若侍が尋ねてくるようになり、水難はまぬがれるようにするから娘を欲しいといった。それから、娘が時々いなくなるので不審に思い、ある時娘をつけてみると、淵の傍に大蛇が巻いている中に座っていた。母親は驚き帰ったが、若侍の訪問は止まないので娘をくれてやった。幾日か後娘たちが泊まりに来た夜、私の姿を見ないでくれという。恐る恐る見てみると2匹の蛇がいたので肝を潰した。娘は姿を見られたことを悲しみ、再びお目にかかれないと、形見に片方の下駄と鱗を一片残して去った。
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ジャタイ
1972年 不明
庄屋の娘が蛇体であることがばれたとき、彼女は穴へこもった。時折近くの岩の上に座っているのが見えた。この岩に上がるとこけて怪我するという。
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オニ
1966年 山形県
鬼の博打の金を地蔵の助けで手に入れた人のことを知ったある爺が、真似をして自分も金を手に入れようとしたが、途中で笑ってしまって鬼に気づかれ、殺されんばかりにいじめられ、命からがら泣きながら帰っていったという。
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ウマ
1967年 福島県
昔、ある武士が娘と一緒に住んでいた。武士がある日狩りに出かけて何日たっても帰ってこなかった。娘は自分の家の馬に、父を探してきてくれたら嫁になってやると言ったところ、馬はどこかに走って行き、夕方になって武士を背に乗せて帰ってきた。それから馬は変ないななき声をたてるので、娘に聞くと娘は今までのことを話した。父親は怒って娘を島流しにした。それを知った馬は彼女のあとを追って行方不明になったが、やがてすごすご帰ってきた。それが駒帰り、今は駒ヶ嶺となった。
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シロヘビ
1933年 栃木県
娘が朝水汲みに行くと、社に白蛇が出る。娘には小さく見えるが、他の人には大きく見える。月に1度は娘の家に現われる。この後、娘の家は大金持ちになったが、娘が死ぬと蛇が現われなくなり、家没落した。
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コドモ,タマシイ
1937年 新潟県
死んだ婆さんが野原に行くと、そこに子供が出てきて、自分の墓に花を供えて欲しいという。婆さんはその後蘇生し、この子供のことを話すと、昔若くして死んだ子供がいることを知り、以来その供養をするようになった。
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ヘビ,ユメ,シノヨチョウ
1950年 千葉県
蛇の夢を見ると死ぬ。
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シチニンミサキ
1943年 高知県
部落の川に入ったりして七人みさきに憑かれることがある。昔、川で死んで祀るものがない亡霊が取り憑くものだと言っている。
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ニンギョ,ハッピャクビクニ
1973年 福井県
昔ある漁師が人面魚を獲たので、振るまおうと人々を招待した。しかし招待客の一人が、調理中の魚を見て驚き、皆に食べてはならないと告げ、皆は密かに紙に入れて帰りの道中に捨てた。ただある男は捨てずに持って帰り、土産をせがむ子供に魚の肉を与えてしまう。食べた彼女は普通に暮らし、やがて結婚したが、夫が死ぬと姿が若返り、次の夫が死んでも同じことが起こった。その身を恥じた彼女は尼となり、以後800年生きたので八百比丘尼と呼ばれた。
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ヘビ
1972年 岐阜県
安八郡に安八太夫という豪農がいた。ある日照りの年、蛇に向かって雨を降らせてくれたら娘をやると言ってしまい、雨が降ったので蛇に末の娘をやることになってしまった。娘は夜叉が池の主である蛇に嫁いだ。後に里帰りして昼寝をしていた娘が「戸を開けて入ってくるな」と言っていたにもかかわらず母親が入ってしまい、娘を見ると大蛇になっていた。以来、娘は大木の枝を風なしで揺することで来訪したことだけを告げるようになったという。
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ヘビ
1936年 福島県
洪水で家が流されないのなら娘を一人やってもよいと母親が言うのを聞いて、蛇が若侍の姿となって娘をもらいにきた。娘が夫と里帰りで来たとき、こっそり寝姿をのぞくと2人とも蛇体であった。娘は形見に下駄と鱗を残して、二度と現れなくなった。その後、蛇のひげで織った織物を水神に供えると、百人分の椀を借りられた。
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ダイジャ
1967年 福島県
川が二股に分かれているうちの、低いほうの川原に家が一軒あり、どんな洪水にも水は家に上がらないが、昔は水が出るたび流されていた。母親は嘆息し、家が流されずに済むなら、3人娘の2人を淵の主にやってもよいとつぶやいた。その後、毎日のように若侍が尋ねてくるようになり、水難はまぬがれるようにするから娘を欲しいといった。娘をくれてやった後、父親は娘が淵の傍で髪を洗っている夢を見た。目が覚めると枕元に3反の大蛇の髭で織った毛織物があった。この家に祝い事があるたびにこの織物を淵に供えると、100人前の椀を借りることができるようになった。3度目に借りたとき、椀の蓋を流してなくしたので、それからは反物を供えても効果は無かった。反物を見るのも恐ろしいので、占ってみると反物の祭りをしていないからだとわかった。近くの竜門寺に納めて祭った竜門寺の井戸とこの淵は続いているという。
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シンハカ,シ,(ゾクシン)
1915年 宮城県
新墓を設けると3人まで人が死ぬといわれている。
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リュウ,アオイケノヌシ
1992年 三重県
松阪の娘が池へ行きたがり、池に着くと娘は飛び込む。籠が出て、次に娘が出てきて、自分は池の主であったことを告げる。別の人がその池に行ってみると、その娘が髪を梳いていた。またその娘は池に行く以前に、大阪で雇われていた。その雇い先の娘さんが病気で苦しんでいたが、青池の主である娘にだけ、病気の娘に蛇が巻き付いているのが見え、取り除いてやると回復したという。
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ヒメユリ,ナミダ
1939年 長崎県
姫百合という名の娘が死んだことをたいそう悲しんだ父親が、娘の死体の顔に涙を流すと、死んでいた娘が生きあがった。人が死んだときには顔に涙を落としてはいけない。
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