ミズウミノオクリビ 1980年 滋賀県 夏の土曜の頃、夜の11時前に鰻を捕らえる筒を沈めに船で川に行った帰り、向こうの方に火が見えた。僚船かと思い呼んでみると、近づいてきたのは湖の送り火だった。逃げても着いてくる。ようやく港に来たら消えた。その人はその後1ヶ月ほど寝込んでしまった・
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ヤマガミ 1916年 山梨県 1年のうちに1日または2日、山神の木算えという日があって、この日に山に入ると、木と共に数えこまれてしまい帰ることができなくなるという。
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アオジロイモノ 1989年 鳥取県 夜の8時頃、猪小路の下の山の中腹を青白いものがスーッと通った。
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ヤマノカミ 1978年 山梨県 1月17日と8月17日は、山の神様が山で弓を引く日であり、当たると怪我をすると言って山仕事はしない。
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ヤマノカミ 1978年 山梨県 1月17日と8月17日は、山の神様が山で弓を引く日であり、あたるといけないと言って山仕事はしない。
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テングサマ 1936年 岐阜県 大正13年6月のある朝、神社の境内の池に落ちたと思われた少年が行方不明になった。占ってみたところ11時半までに見つけないと命が危ないといわれた。昼頃子供では行けそうにもない峯で見つかった。天狗の仕業だろう。
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ヤマノカミ 1963年 大分県 旧暦12月16日または20日を山の神のミソつき日、1月16日または20日を山の神が木を勘定する日と言って山仕事を休む。この日に山へ仕事に行くと山の神の害を受けると言う。
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ヒトダマ 1983年 東京都 昭和12・3年頃、お兄さんの家の棟上げの日、現れた。オレンジ色の丸い玉で光っていなかったが、あっと思っている間に消えた。
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ヤコ 1966年 長崎県 ヤコ様のいるところは岩場で、山を売った際、そこだけ残した。ヤコ山は売ってはいけない。
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(ゾクシン) 1972年 長崎県 正月16日に山に入った人が山の神に殺されて帰ってこなかったので、山に入ってはいけないという。
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ヤコ 1966年 長崎県 稲荷様をヤコ使いという。ヤコ様は鼠のようなもので、ぞろぞろついて歩く。ヤコの千匹連れという言葉もあり、ヤコ祀りもかつてあった。
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ヤコ 1951年 熊本県 60戸ほどの集落のほとんどにヤコ(野狐)が憑き、大騒ぎになった。ヤコは目には見えないが小さな猫のようなもので、憑くと妙な挙動をしたり看護を喋ったり病気になったりする。騒動は数年続き、ヤコを鎮めるためにオヤシロ様を祀った。
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キツネ 1973年 岩手県 貰い風呂に行った嫁が1晩中帰ってこず、翌朝玄関に倒れていた。狐に化かされて山の中を歩かされていた。
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(キエルオオキナフネ) 1976年 大分県 大きな船がどんどん近づいてきて、突然ぼっと消えることがあるという。
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ヤコ 1954年 鹿児島県 志布志の大崎には、昔、ヤコを飼っている婆さんがいて、ヤコが子を4、5匹生んだという。近くに行くとヤコを憑けられるといって恐れられたという。西桜島でも、以前にヤコを飼っている婆さんがいて、ヤコが子を生んだと評判になった。ヤコを飼う家は家を潰すと言われているという。
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カミカクシ 1990年 香川県 昭和49年12月21日の夕方5時半頃、かぞえで3つの子が神かくしにあった。8時15分頃、浜辺の方で見つかった。途中に靴が落ちていたのに、靴下は少しも汚れていなかった。
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ヤコ 1954年 鹿児島県 揖宿郡喜入村では、ある人が他人に恨みを抱いた場合、ヤコをつける。ヤコは魚と小豆飯が好物なので、それを1週間くらい持って行って食べさせ、今度はヤコをつける相手が通るところに置いておくと、1週間くらいでつくようになるという。
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オオカミ 1981年 和歌山県 狼の声が聞きたいときは、1人で1本橋を渡ればいい。
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ヒカリダマ 1988年 長野県 山には光り玉が出る。
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ヤマノカミ 1964年 福島県 山仕事に行って目的の山に着いたら、咳をするか歌を歌うかしないといけない。そうしないと山の神の目につかず、行き遭って隠されてしまう。
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キツネノヨメイリ 1998年 奈良県 12月31日に耳成山で狐の嫁入りを見ることができる。人によっては、狐が駕籠に乗っているのだとも言う。喧しくすると、火は消えてしまう。
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