チョウチョウ 1957年 新潟県 尾袖嶽で雪崩に遭って大勢が死んだとき、死んだ人の霊が蝶々になって、家の柱で舞っていた。
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チョウチョウ,シンダヒト 1956年 福島県 大きな蝶々が家の中に入ってきてお婆さんに付きまとった。追っ払うと台所に死んだ人の後姿を見せて出て行った。
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オキクムシ 1972年 兵庫県 皿屋敷の話が尼崎にもある。殺されたお菊は、お菊虫になった。お菊虫はやがて蝶々になる。
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カミノナガイオンナノコ 1984年 秋田県 昭和57年に、ある旧家の土蔵から髪の長い女の子がでるというので祈祷に行って来た。その後、女の子は出なくなったようだ。
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カクレンボ,キエタオンナノコ 1999年 栃木県 小学校で男女がかくれんぼをしていたが、どうしても1人の女の子だけ見つからなかった。結局みんなあきらめて帰った。数年後、小学校の同窓会であの時のメンバーが集まったが、消えた女の子はやはりいなかった。そこで1人の男の子が消えた女の子の名前を呼ぶと「はいーい」と声がして、昔の女の子が現れた。
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タヌキ 1981年 埼玉県 川越の城下である所沢や高崎あたりに、ある夫婦と5・6歳ほどの女の子がいた。この女の子は天才的な紙切りの芸を持っており、行く先々で多くの金銭をもらっていた。ただしあるとき猛犬が女の子を襲い、ついに殺してしまったのだが、死骸は狸になっていたという。
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カッパ 1919年 河童は若い女の子が近づくと、簪などに化けて女の子が気を取られているうちに、その尻を引くという。
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ミシラヌコ 1999年 栃木県 放課後、ある女の子が小学校の校庭を歩いていた。すると見知らぬ小学生の女の子にブランコの場所を聞かれた。教えるとその女の子はいつの間にかブランコで遊んでいる。その後、遊戯具の場所を聞かれることが何度かあり、「滑り台はどこ?」と聞かれた時、しつこいと思った女の子は「屋上!」と答えた。見知らぬ女の子は屋上に向かって壁をものすごいスピードで登っていった。
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ナガレボトケ 1990年 香川県 船が沈没するとき、お父さんが女の子を抱えて逃げた。けれども潮の流れが早く、女の子と離れてしまった。息子が潜水したら、沈んだ船の天上に女の子がくっついていたので、抱え上った。死人を上げたその年は漁が良かった。
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オニ 1955年 高知県 山に鬼がいて、たびたび出てくるから、年越と盆の14日の晩にやって来いと約束した。年越しにはマメマキ、盆の14日にはタカボテが燃えていて家の中に入れなかった。それから鬼は来なくなった。
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キツネ 1972年 千葉県 話者の家人が用を足しての帰り道、若い女の子と同道した。途中で女の子がむすびを出してきてすすめるので食べたら、女の子はどこかへ歩いていき、自分もあっちこっち歩かされた。
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ダイジャ 1993年 埼玉県 子供がいない夫婦が、お諏訪様にお参りをして、女の子を授かった。15歳になった時、その子は諏訪に行くと言い出した。夫婦は不思議に思いながらお祝いをして送り出すと、女の子は池の所で大蛇になった。
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ツジニタツドウジョ 1956年 宮城県 北五番丁、堤通東の横丁で、時々14,15歳の女の子が辻番所に立っているのをよく見た。正徳2年(1712)正月24日の夜、菊地治助という者が通りかかり、この童女が小盆を持って佇っているのに出遭った。
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ホトケサマ 1935年 長崎県 盆に、供えた茄子に、翌朝見ると小さい爪かたが出来ている。これは仏様が来られた証で、これがつかなかった年は来られなかったのだという。
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ヘビ 1962年 徳島県 蛇淵という淵の上に家があり、痣や傷一つない、きれいな娘がいた。娘は、夜になると男がそばに来て寝ると訴えた。障子も開けず、ものも言わず、冷たい体だという。糸を付けた針を男の着物に刺して辿ると、淵の上に行きついた。そのうち娘は産気づき、おりものをたらいで受けると何杯分もの蛇の子が産まれた。竹藪に捨てると蝶々になって飛び、娘は死んだ。
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ダイジャ 1936年 新潟県 女の子が食事を持っていく途中で小さな蛇と会い、それが大蛇になって女の子は飲み込まれてしまった。食事が届かないので、大人達が見に行くと大蛇が居た。その膨れた腹を切ってみると女の子がいた。この子は禿げたが生き延び、大蛇の腹の中は熱湯だったと語った。
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ボンネン 1943年 長野県 8月13日の夜は、盆年といって乾鱈や鮭などの盆魚を食べる。魚を食べないと仏様に口を吸われるという。
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カマイタチ 1996年 新潟県 鎌鼬にかかるのは、躓いたときに手や足が骨が見えるほど裂けることである。女の子が、家の脇で遊んでいると少し躓いただけなのに、女の子の大切なところの近くを切られたという。小さな竜巻にさわった男性も、足を切られた。
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ザシキワラシ 2001年 青森県 ザシキワラシは家の守り神様で、男の子か女の子か分からないと言う。それが来た家は栄えると言うが、古い家にはいるものだとも言う。
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(シンダハハオヤ) 1973年 三重県 男の子が3人、女の子が2人いる家に後妻が来た。その後妻は子供たちをいじめ、男の子たちは分家させ、女の子たちは嫁に出した。後妻は糸をかけることを教えなかったので、嫁入り先で困っていると、死んだ母親が出てきてやり方を教えてくれたという。
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オンナノコノカオ 1986年 東京都 テストでカンニングをして答案用紙を取り上げられた女の子が井戸に身を投げて自殺した。それから、その井戸を覗くと水面に死んだ女の子の顔が映り、「テスト返せ」と呼ぶ。同じクラスの女の子が自分の家の井戸の水を汲もうとした時も、水面に女の子の顔が映り、「テスト返せ」と叫んだ。
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