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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

インガミ
1950年 熊本県
犬神がいる某家では代々男子に恵まれず、養子を取っている。代々養子が若死にすると言われ、先代の養子も娘2人を残し若死にした。それで4代目の養子のなり手がいない。

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ユウレイ,ロウフウフ
1933年 大阪府
子のいない老夫婦が養子を貰うことになった。しかし、この養子が放蕩者であったために結局離縁した。これを恨んだ養子は、家に押し入って二人を惨殺し、自らも磔に処せられた。以来、この家には老夫婦の亡霊が現れ、長らく借り手もなかったという。
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イキリョウ,ツキモノ
1922年 京都府
村にお梅という娘があった。あるとき娘は養子を迎えたが、養子はその母親とできてしまった。それから母は娘をいろいろ苦しめたが、娘がふと憑き物に疲れてしまった。百万遍の僧が理由を尋ねると、母の生霊が憑いていることがわかった。憑き物は落ちたが娘は衰弱して死んでしまった。
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カミガクシ
1937年 青森県
ある家出養子にしていた男の子供が安倍越附近で神隠しにあった。探し回ると、安倍越のヒバ林の中から子供の泣声が聞えたが、養子だから誰も行く人がなかった。
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ドウソジン
1990年 長野県
明治初期、周辺には12軒の家があったが、そのうち10軒には男の跡取りがなく、養子だった。そこで道祖神碑を建てたところ、どこの家でも男の子が産まれた。しかし100年ほど経つとまた女の子ばかり生まれて8割ほどが養子になった。そこで次は道祖神祭りをするようになったという。
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イヌガミ
1936年 徳島県
犬神筋の家からの借財を、完全に返済しないまま亡くなった養子の所為で、母親に犬神が憑いてしまって病気になった。
類似事例

ボウズ
1975年 東京都
文化11年12月、小日向のある旗本の養子が、縞の衣服を着て青ざめた坊主に出会い乱心した。坊主は養子の夢にまで現れたが、それは養父の仕打ちの為家出した者であった。供養をすると何も起こらなくなった。12月はその者が家出した月で、その日を命日としていた。
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ガラッパ
1937年 鹿児島県
天保8年ごろ、ある人が馬を五郎池の辺に繋いでいると、馬が急に暴れだし駆け出した。取り静めてみると河童のようなものが馬の足に綱で絡まって死んでいた。馬を引き込もうとして失敗したのだろう。以降この家では子供ができず、代々養子を入れ家を継いでいる。
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ムジナノタタリ
1984年 新潟県
子どもがぽっくり死んで、2人目の養子も死んでしまった。養父母が「八海山」へ聞きにいくと、小便をした時に知らずに道端のムジナにかけた。そのムジナの祟りがあるから供養しなさい、といわれた。
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タナバタ,イヌカイ,アマノガワ
1949年 熊本県
七夕の養子である犬飼が七夕の作っていた瓜畑の瓜を真二つに割ったため天の川が生じた。
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フタゴ
1939年 三重県
男女の双子が生まれたときは、どちらか一方を無くしたという。そうしなければ、どちらかを遠方へ養子に出しても、一生の間に出会って、知らず知らずのうちに必ず夫婦になってしまうからだという。
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モシチ
1954年 長崎県
茂七という老人が茂七・おもんの夫婦養子を取った。ある日茂七老人が病気で死んだ。ところが養子の茂七が殺人の冤罪を受け死刑になった。その後暫く、モシチが憑いて村は大騒ぎだった。生前の茂七は酒飲みで、モシチが憑くと子供でも大酒を飲んだ。
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オウサキドウカ
1989年 埼玉県
明治30年頃、村の家系自慢の家の息子とお代官の分家筋の娘が恋に落ちたが、娘はおうさきが憑く「にぎやか」の家系で、双方の家から反対された。2人は決意を変えず、共に勘当されたが、ある教師の養子に入って幸せに暮らした。
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タヌキ
1987年 徳島県
火事になった養子の親の家に行くため、狸がよく出るという山を歩いていた。他に狐や山犬(おおかみ)もいた。提灯のローソクは狸があっという間に取ってしまう。獣が寄らぬようにお堂で火をたいていると、狸がだましにやって来る。近所の女の人に似た声が聞こえ、笑い声もした。道を進もうとすると、杖が滑ってなかなか進まない。
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ヤマンバ,ハタオリバサマ
1991年 香川県
おばあさんに養子としてもらわれていった子供のことが気にかかった母親が後を追うと、子供の泣き声がしたので叫ぶと、おばあさんは消えた。辺りには赤ちゃんの手首が落ちていた。おばあさんは機を織る山姥、ハタオリバサマだった。
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キシダケクズレ,ワカミヤ
1968年 佐賀県
ある家では代々男子に恵まれず、病気がちであるので祈祷してもらったところ、裏山の岸岳くずれの古墓を若宮として祀るようにとお告げがあったので、以来本正月にはお参りし、挨拶をかかさないようにしている。
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イヌガミ
1951年 大分県
犬神屋敷のR家は村有数の物持ちだが代々若死にで、今は幼少の孫が家を継いでいる。今は噂も少なくなったが縁組などは敬遠されている模様である。
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シラガ,ユウレイ
1953年 宮崎県
山里の豪家に住む当主は夫婦とも養子で、勝気な妻は気弱な夫ばかりか、養家の老母を虐待し、老母は先祖の墓前で首を吊って自殺した。以来家の中に白髪の幽霊が出て妻は発狂して死んだ。
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イヌガミ
1938年 徳島県
犬神は代々女に伝わる。娘が15歳になったときに母親から伝えられるといわれている。特に好かれるか嫌われると噛まれる。話者の祖父が犬神をつけられ、どこの誰にどうして犬神をつけられたかを口走り、四つんばいで歩くようなり、ついには死んだという。犬神に噛まれて死んだものは体のどこかに犬の歯型があるといわれている。
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キジョ,イケイノモノ,ヨウカイ,レイキ,アクリョウ
1977年
江戸小石川で享保12年4月、ある家に妻として入った人の周りにその家の代々の霊が昼夜の隔てなく鬼の形にようになって現れ、妻を取り殺そうとしたところ、代々屋敷の鎮守をしているおまん稲荷により助けられた。
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トラジュマル
1934年 鹿児島県
昔あったことである。子供のない夫婦が3年3ヶ月神様にお願いを立てると、妻が妊娠して、3年3ヶ月胎内にいた。虎寿丸と名づけられた子は17、8歳で修行に出て、殿様の子を嫁にもらい、親を呼んで殿様の養子に入った。
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エンマダイオウ
1937年 兵庫県
身上のよい家の父が死に、千両箱1つを墓に埋めさせて、2つは養子に与えた。それを聞いた欲の深い父の兄弟は、エンマ大王に化けて墓を掘り起こし、残りの千両箱を取りにきたが、別のよく深い親類が皆殺しのために用意した毒入りぼたもちを食べて死んだ。
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