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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ウマレカワリ
1944年 福井県
7,80年前に死んだ片瀬の「三治郎」という男が下庄村の酒屋に生まれてきた。背中に墨で大きく「三治郎」書いてあり、産婆が湯で洗ったが落ちなかった。山伏に占ってもらうと「片瀬の土で洗えばよい」といわれ、その通りにしたら落ちた。

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キツネ
1922年 茨城県
治郎兵衛という農夫が山林中で死んだ雉子を見つけ、持ち帰った。夜になって治郎兵衛の家の周りを1匹の狐が鳴きながら何回となく回った。「そんなに欲しくば返してやる」と、治郎兵衛が戸を開けると狐はすでに絶命していた。それから間もなく治郎兵衛の家の前の石橋が破裂し、家は全焼し、治郎兵衛一家は離散した。雉の持ち主は狐で、眷属の大宴会に雉を出す予定だったが、治郎兵衛に取られ、多くの賓客に合わせる顔がなく、帰ることも出来ず治郎兵衛の家の周りを泣き明かしつつ死んだという。
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ヒョウスボウ
1992年 宮崎県
団治郎淵にはひょうすぼうがいた。
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カッパ
1991年 滋賀県
夏の暑い日に子供達が水遊びをしていた。助作が河童に足を引っ張られ川に沈んだ。これを聞いた治郎平はつり竿を持って川へ行き、釣りの真似をした。すると河童が出てきて「相撲とろ」といってきた。治郎平は自分が勝つと2度と悪さをしないことを河童に誓わせ相撲をすることになった。治郎平は逆立ちをした。河童も真似をして逆立ちをしたら、皿の水がなくなってしまい相撲に負けた。それから河童は来なくなった。
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ウマレカワリ
1944年 山梨県
ある寺の比丘尼が死に、背に「お寺の飯炊き」と書いて葬ってやった。しばらくして別の寺の番人に子が生まれたが、背に同じ字が書いてあった。生まれ変わりに違いないというので比丘尼の墓の土をもらってきて背中を洗ったが、その字はどうしても落ちなかったという。
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シノヨチョウ(ゾクシン)
1975年 静岡県
柿の木から落ちると、三年経って死ぬ。
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(ウマレカワリ)
1956年 東京都
心中した大尽の娘が貧乏魚屋に生まれかわった。掌に名前が書いてあった。墓土と石碑の水で洗わないと落ちない。
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サンニンニサンドマワラレルコト
1915年 和歌山県
三人に三度回られると、死ぬ。
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(ゾクシン),ウマレカワリ
1933年 長野県
死んだ人の手の平に字を書いてやると生まれ変わって来た子供はその字を掴んでいる。死んだ人の墓の土で洗わないと落ちない。
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ヒトヲマワルコト
1980年 和歌山県
三人に、三回回られると死ぬ。
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カマガミサマ
1974年 宮城県
カマ神様を洗ったら、なぜ洗ったのかと夢枕に立った。カマ神様は洗ってはいけない。
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(キツネ)
1965年 岩手県
産婆さんのところに男が迎えに来た。男は産婆さんの自転車の前をヒョイヒョイ駆けて案内した。難産だったが産まれさせた。家は大きく、お金をたくさんくれた。翌朝、目を覚ましてみると洗ったはずの両手は真赤で、お金は木の葉だった。産婆さんは、その後具合を悪くした。(※明示されていないが、「狐に化かされた話」の一例であるので、男は狐であったという話と判断する)。
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キツネ,ヨジロウ
1929年 秋田県
慶長9年佐竹義宜公が秋田の久保田城へ移転させられた後、毎夜あやしきものにうなされて眠れない。それで法術をかけると疲痩した老狐が現れ「あなた様が築城されて、私は住むべき地を失いました。何処かに住む所を下されば永遠に御遣いします」といい、與治郎の名をもらい、義宜の飛脚になって働いた。狐はあるとき猟師に罠にかかって死に、猟師らは祟られて死んだ。與治郎は城内に稲荷神社として祀られた。
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(ゾクシン)
1985年 福島県
7月7日はナノカアビといって、子供らが川に7回入った。また、クスリミズが流れているといったり、暗いうちに川で髪を洗うと髪がきれいになるといったり、大豆の葉で身体を洗うとよいといった。
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ヘビ
1955年 山形県
米沢の酒屋の娘が臨月のとき、庭の噴水に出た蛇に番頭が湯をかけた。生まれた子どもは腰から下が蛇だった。産婆に口止め料を払ったが、産婆は会合でしゃべってしまった。
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ジゾウ
1930年 富山県
神社の鳥居の根元に地蔵が埋めてある。この地蔵を掘り出して洗えば、どんな旱魃の時でも必ず雨が降るが、洗った人は1週間以内に死ぬ。洗うのではなく、小便をかけるのだとも言う。
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カッパ
1991年 滋賀県
1人住まいの治郎平の所には河童が毎日「相撲を取ろう」と来た。あまりうるさいので治郎平は「言うことを聞いたら取る」といって、河童を柱に縛りつけた。河童の千人力の皿を壊そうと鉄棒を振り上げると、河童は驚いて、「爺さんを川に曳こうと思ったが、これから河合の村がある限り止めるから許してくれ」と言って帰った。以来門口に毎朝お礼の魚が置いてあったという。爺さんが魚かけに便利なカンギを作ったら、自分がかけられると恐れ、「人を川の中へひかん」という証文を置いて来なくなった。
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マス,タタリ,(ゾクシン)
1916年 岐阜県
桝を洗うと祟られるという。
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テンセイ
1933年 東京都
ある家で最愛の一人娘に先立たれた。親は死んだ人の掌に印を書いて葬ると、その印を持った子がどこかに生まれるというので、事細かに書いて葬った。3、4年後見知らぬ男が尋ねてきて、墓土をもらいにきた。娘は生まれ変わり、自分の家に生まれたので印を消すために墓土をもらいにきたのだった。
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キツネ
1998年 奈良県
夜中、お産があり、夫が産婆を迎えに行った。連れてこられた産婆はちゃんとお産の処置をした。夫は産婆を送っていった。別れた後、夫が戻ろうと歩いていたら、産婆が向こうから歩いてきたので驚いた。先ほど送っていった産婆は狐が化けていたのだった。
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クロイコ
1983年 山梨県
利口な人が死んだときに、その人の背中に文字を書くと、次の代に背中の黒い子が生まれるが、産湯を使うときに、背中をこすると消える。
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(イシノナカノサカナ)
1980年 茨城県
延享の頃、筑波山の麓に住む人の家に見知らぬ人がやって来て、1つの庭石を買いたいといった。その人は後で取りに来るといって近くの山中に入っていった。主人はせっかくだからその石を熱い湯で洗って渡そうとしたが、帰ってきた彼はその行為に嘆く。彼はこの石の中には赤い魚が住んでおり、湯で洗うと死ぬという。割ると死んだ魚が出てきた。
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