ダイジャ 1961年 岡山県 昔虫原峠に近いところの平坦地に大蛇が住んでおり、蛇原といった。その蛇は牛馬を取って食い、田畑を荒らすので、九品寺の僧が大蛇を祈り殺した。九品寺の僧は大病を患い死亡し、寺は次第に衰え廃寺となったという。また大蛇が死んだ虫原谷を流れるおこぎ川の水に毒気が含まれて牛馬や人に害を及ぼすようになった。大蛇のたたりということで祀ったという。
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ダイジャ 1987年 京都府 大蛇が人里近くに出て人畜に被害を与えるので、猟師が退治しようと決心した。愛犬2頭を連れて山に入ると、突然犬が吠え出した。前を見ると大蛇が寝ていたので、鉄砲で撃った。退治して帰る途中、大蛇の毒気で猟師は倒れてしまった。
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ダイジャ 1993年 福井県 ある日旅の僧が大蛇を訪ねてやってきた。退治してやるとのことで村人は大蛇の住む池に案内した。僧は読経して黒い鉄の玉を池に放り込んだ。大蛇は鉄の玉が嫌いで逃げ出したが、滝を降りようとしたところで首の骨を折って死んでしまったという。大蛇の血が川にも七日七夜流れ続いたという。
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ダイジャ 1931年 長野県 昔、大蛇が住んでいて、毎年ひとりの娘をやらなければならなかった。ある年に、武者修業者が訪れ、大蛇を退治してくれた。村の人々は後の祟りを恐れてお宮を建てた。
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ダイジャ 1952年 熊本県 天草魚貫村池田部落にある池には、池の主として大蛇が住んでいるという。大蛇は男で、毎年秋には、隣の大江村の池に住む女の大蛇のもとへ通っていた。大蛇の通り道では、稲が穫れなくなったり、魚が釣れなくなったりした。部落民は道筋の石にお月様の絵を刻み、大蛇が通れないようにした。大蛇は天空を通るようになり、部落からは雉がいなくなった。
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ダイジャ 1979年 茨城県 開墾しようとした土地には昔から住む大蛇がいたので、始める前に大蛇退散の祈祷をした。工事終了後の田植えの頃、大蛇が現れ、その姿を見た村人は死んでいった。人々は神社を建て竜神社と名付けて大蛇を祀った。
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ダイジャ 1937年 愛知県 大蛇を見た者が病気になって死んでしまった。他にも大蛇が目撃された所があり、あるいは同じ大蛇なのかもしれない。
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ダイジャ,オンナ 1936年 香川県 田畑を荒らす大蛇の前に女が現われ、小刀を投げ付けて退治した。女は毘沙門天の化身であった。
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ダイジャ 2001年 新潟県 池の大蛇が田畑を荒らしたので傑堂和尚が成仏させた。
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ダイジャ 1922年 奈良県 土地を荒らして村の人を困らせていた大蛇がいたので、それを退治して堤に埋めた。大蛇に再び出て悪いことをさせない為に、お灸をすえる意味で、毎年1度はタエマツという行事をする。
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ダイジャ 1943年 香川県 昔字黒羽に一匹の大蛇が住んでいて、田畑を荒らし、人々は心を悩ませていた。ある時、大蛇の前に女人が現れ、その大蛇をめがけて小刀を投げつけると、大蛇は死んだ。女人もかきけすように消えた。女人は毘沙門天の出現であったので、村の人々は塚をたてまつった。
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カラスヘビ 2001年 愛知県 昔内福寺に大きな烏蛇がいて、粗末な扱いがあると田畑を荒らした。村人は困り、山の中に祭り、大切に崇めると、それ以後は田畑に被害もなく旱魃の時などは雨乞いを聞き入れて雨を降らせ、豊作をもたらせてくれるようになった。山に祀った烏蛇は烏蛇明神と呼ばれ、金色の光となって姿を現したこともある。
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カニ 1982年 福島県 昔、大きな蟹が住んで人畜を害したので、鎮守の明神に祈って退治した。
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ヘビ 1979年 茨城県 滝には蛇が住んでいて、釣りをしたり入ったりすると、戻って来た人がいないと言われていた。水戸光圀がこの話を聞いて、ぜひ見てみたいというのでやってきた。以来、この滝をご前滝というようになった。
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ウマ 2001年 山梨県 鬼子母神堂の絵馬の馬が田畑を荒らしたので、祈祷して封じた。
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ダイジャ 1929年 東京都 八丈には昔、沼があり、大蛇の主が住んでいた。夜になると女や牛をさらうので困っていた。為朝がやってきて、この大蛇を退治した。死骸を8つに切り裂き、ひとつひとつが1丈あったので、この地名がついた。斬った所をヤギゾー、大蛇のすんでいた池は血でそまり、アカミショーと呼ぶ。大蛇の霊を祀り弁天様とし、大蛇退治の際にその毒気で死んだ家臣忠次郎をまつったチュージョー様もある。
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ダイジャ 1995年 香川県 百々淵には古くから大蛇が住んでいた。弓の名人別子八郎はお殿様から大蛇退治を命じられた。八郎は観世音菩薩に願をかけて退治に出向いたが、大蛇は釣り鐘をかぶっていたため、矢が大蛇の体を通らない。一瞬の隙を見て最後の矢を放つと当たり、大蛇は立ち去った。その日から一昼夜大雨が降った。
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ダイジャ 1985年 和歌山県 平治川にはオン滝とメン滝があり、滝の色が七色に変わるという。昔、平治川の娘がこの滝に行くと、美しい男と一緒になった。二人は良い仲になったが、ガマの滝まで行くと大蛇になって滝に入った。娘は逃げ帰ったが、病気になったという。
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ヤッツノアタマノヘビ 1979年 茨城県 八瓶山の主は8つの頭を持つ大蛇だった。若い女性がこの大蛇に次々飲み込まれるので、困った村人は大蛇に8つの瓶で作った酒を飲ませた。酔って眠ってしまった大蛇を、みんなで退治した。
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リュウ 2001年 岐阜県 竜門寺の、飛騨の匠の彫刻の竜が田畑を荒らしたので、祈祷した。
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ダイジャ,ノガミ 1988年 奈良県 昔この村では、長男が生まれると籤で決めて、5月5日にノガミの塚に人身御供に出さなくてはならなかった。旅人が退治を買って出た。ノガミの塚には大蛇が住み着いていたので、酒で眠らせて村人と共に退治した。以来、大蛇の命日の5月5日に、長男の生まれた家を頭屋にして藁で大蛇を作り、大蛇供養をするようになった。
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