国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

ショウネンダマ,ヒトダマ,オハレダマ
1952年 兵庫県
戦争の初期にある夜寝静まった街を歩いていると人魂が飛んでいた。落とそうと追いかけると知人の家に飛び込んだ。知人を起こして事情を話していると、奥で寝ていた老母が男に追いかけられてのどが乾いたと言った。老母はその後2日ほどして亡くなった。

類似事例(機械学習検索)

マクラモトニスワルオジイサン,シ
1966年 群馬県
昭和10年頃、3時に目が覚めると「旦那!」という声がする。見ると黒い衿のついた丹前を着た知人が座っていた。翌朝、その知人の家に行くと、知人は病気で寝ていた。その服装は夜に見たものと同じであった。
類似事例

タマシイ,ギオンマイリ
1933年 京都府
話者の知人の女性が夢に出てきて、自分はどの寺社に参ればよいか尋ねた。祇園社を推すと知人は納得した。それから2・3日後に知人が亡くなった。通夜で知人の縁者に話をすると、その人も同日前に同様の夢を見ており、祇園社へ参る途中であったという。
類似事例

テング
1933年 長野県
藤蔓をとりに山に入ったとき、白髪の老人にあい、弁当をあげたお礼に石をもらった。その石には金や銀が混じっていた。山を降りたとき知人に会い、知人に石の半分をあげたところ、知人は3日目に死んでしまった。
類似事例

(キロウデンセツ)
2001年 新潟県
村のしきたりで、姥捨て山に連れて行かれた老母が、息子が山犬や狼に襲われるのを心配し、木の枝を落として行った。それを聞いた息子が、老母を家へ負ぶって帰る。
類似事例

ワカ,ムシ
1976年 静岡県
昔、当国に流された人がいた。その人は老母を伴い、紡績をして生活していた。その人はこれを見るのにしのびず、自ら遠くに出て資を求めた。しかし月を経て帰らず、ついには老母が死んだ。それからほどなくその人は家に帰り、悲嘆した。蓄えた金は大工に与え橋を造り老母を追善した。ある夜、虫がこの橋の柱を喰い、その跡が一首の和歌になった。その後この橋は偽りの橋と呼ばれた。
類似事例

ネコアシイシ
1956年 宮城県
昔,この地に大芝居の巡業がやってきたので,金持ちの呉服屋が老母一人を留守番に残して芝居見物に出かけた。老母が一人で芝居のことを色々想像していると,その家の古猫が「おばあさん,お芝居をして見せようか。その代わり,人に告げたら生きていられなくなるよ」と言う。老母が承知すると,猫は後肢で立って巧みに忠臣蔵を演じて見せた。さて,老婆は家人の話に釣り込まれて猫の見せてくれた芝居の筋を語ってしまう。それは家人が見たものと同じであった。わけを尋ねられた老母が,トラ子(飼い猫の名)が見せてくれたことを告げたので,家人が気味悪がって明日飼い猫を殺すことになった。ところが,翌朝になると老母が床の中で死んでおり,傍らにいた老猫は一足跳びに7,8間も跳ねのいて逃げ去った。その時の足跡が石の上に残り,「猫足石」といわれている。
類似事例

タヌキ
1991年 愛知県
狸がおじいさんと言い合いをする。おじいさんはのどが乾くと持っていた水を飲んだが、水を持っていなかった狸は翌日のどが乾いて死んでしまう。
類似事例

タマ
1936年 岐阜県
夜遅く、代官橋の上である和尚が綺麗な玉を見つけて追いかけた。玉は農家で寝ていた男の口の中に飛び込んだ。和尚が男を起こしてたずねると男は眠れないので橋まで涼みに行ったが悪者に追いかけられたと答えた。
類似事例

イワモンノタヌキ,オオキナボウズ
1981年 京都府
知人が路上で金てこを振り回し走っていた。何をしているのか尋ねると道を塞いでいた大きな坊主を追いかけていると答えた。これは狸の仕業であった。
類似事例

キツネ
1937年 福井県
狐ごと稲荷堂を埋めてしまったので、それをなじりにやって来た知人が家に不幸が続くと言った。切りつけると正体の狐となって逃げた。翌日に、本物の知人がやって来た。
類似事例

ヒノタマ
1935年 長崎県
城下のある人が夜中に火の玉を見た。その火の玉を追いかけていくと、ある家の垣根を越えて窓から中に入った。様子をうかがうと、窓が開いていて、爺さんと婆さんが寝ていた。うなされていた爺さんが、婆さんを起こして、「今見た夢で変な男に追いかけられた」と話した。
類似事例

ムジナ
1996年 石川県 
話者の知人が若い頃、仲人を頼まれてお嫁さんを迎えに行ったとき、藪からむじなが出てきて頭に葉っぱを乗せて、きれいな娘に化けた。知人は知らぬふりをして近づいて唐傘で殴ったら、娘はでっかいむじなに戻って死んだ。知人はむじなを担いで持って帰ってきた。
類似事例

ネコ
1973年
飼い猫の姿が見えなくなって以来、その家の老母の行動がおかしくなった。猫が化けたのかと弓で射殺したが姿を現さない。早まったかと思い腹を切ろうとしたが、翌日には死体が飼い猫の姿になっていた。その後、畳をあげてみると老母の骨と思われる人骨が出てきた。
類似事例

ウミボウズ
2005年 愛知県
ある男が晩に海岸通を歩いていると知人にあい,声をかけた。男が「この辺は海坊主が出るという。頭が丸く,背が3メートルもあるという。」と言うと,その知人は「このくらいか」といって3メートルの海坊主になった。男が家に逃げ帰り,息子にその話をすると,息子の背もやはり3メートルほどになったという。
類似事例

カワウソ
1960年 奈良県
十津川から来た知人が、カワウソは人をだますものと信じている。
類似事例

シラガ,ユウレイ
1953年 宮崎県
山里の豪家に住む当主は夫婦とも養子で、勝気な妻は気弱な夫ばかりか、養家の老母を虐待し、老母は先祖の墓前で首を吊って自殺した。以来家の中に白髪の幽霊が出て妻は発狂して死んだ。
類似事例

ノロイ
1999年 佐賀県
1945年頃までは呪いがあった。話者の知人の親戚もかけられた。
類似事例

テング
1932年 長野県
横川山には天狗が住んでいて笛や太鼓の音がした。藤蔓をとりにその山へ入った男を案内してくれた白髪の老人に、弁当を分けてやるとお礼にと金銀の混じった石をくれ、他の者にやってはいけないと告げた。男が知人にうっかり分けてやると、その知人は三日目に死んだ。
類似事例

リュウ,オリュウヌマ
1974年 宮城県
女が魚を全て食べてのどが乾き、池の水を呑み、龍になった。
類似事例

(ゾクシン),ヒトダマ
1933年 栃木県
人魂が飛ぶと人が死ぬという。
類似事例

キツネ
1938年 長野県
田で人が踊っていたが、知人に声をかけられると疲れで倒れた。狐に化かされていて一晩中踊っていたのだった。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内