キツネ 1999年 佐賀県 夜の往診に出た医者に化けて、きつねがお産を手伝った。医者は葉っぱを着せられていた。お祝いの食事が一膳なくなった。それから、夜の往診はしなくなった。
類似事例 |
|
キツネ 1980年 新潟県 前を歩く人をいくら追いかけても追いつくことができなかった時、遠くで見ていた人の話では、きつねが前を歩いていたという。
類似事例 |
|
キツネ 1994年 富山県 自転車で走っていると、道の三股路に女が立っていた。女は笑っていたが、きつねだと知って怖くなった。
類似事例 |
|
クビキレウマ 1942年 高知県 首のない馬が走ってきたり歩いてきたりする。
類似事例 |
|
キツネ 1976年 山口県 雨の日、高下駄で蛇の目傘のきれいな女の人が前を歩いていたので追いつこうとしたが、追いつけなかった。きつねに化かされていた。
類似事例 |
|
キョウシツノヨツカド,ヒトノカタ 1999年 栃木県 夜中に教室の四つ角にそれぞれ1人ずつ立つ。そして1人ずつ走って次の人の肩を叩いていく。すると最後の人が走った後、最初の人の肩が、いないはずの人に叩かれる。
類似事例 |
|
タヌキ 1971年 高知県 山に向かって歩く狸を始めて見た。後ろから呼びかける者がいたが、誰かと聞いても返事をしない。一人で歩いていると、マントを着て前を歩く大きな人がいた。いくら歩いても追いつかなかったが、急に姿が見えなくなった。すべて狸の仕業だろう。
類似事例 |
|
キツネ 1983年 東京都 山の中を歩いていると、親戚によく似た人がいて、追いつこうとしたが、いなくなってしまった。キツネにだまされたらしい。
類似事例 |
|
カワウソ 1966年 新潟県 村松町から仕事にきていた中年の女の人が家に帰る途中、大蒲原の先の道で女が寝ているのに出会った。提灯で照らすと女の人は消え、林の中に青い火が見えた。その後、その女の人は寝込んだ。カワウソの仕業だろう。
類似事例 |
|
オンナ,タヌキ 1929年 長崎県 老人が隣村からの帰りに、前からやってくる女と会った。知り合いの女だったので声をかけたが、女は笑うだけだった。狸だと気づいた老人は、女の行く手を阻んだ。キャンといって飛び上がると、女の姿は消えていた。後日、老人がまたこの道を通って目的地に行こうとした。全く着かないのでおかしいと思っていると、正反対の方向に進んでいて、山の頂上に座っていた。
類似事例 |
|
キツネ,ヒノタマ 1935年 狐が骨をくわえて走ると、火の玉になるという。
類似事例 |
|
オンナ 1989年 山梨県 タクシーの人が線路の辺りに女の人がいたのを見た。
類似事例 |
|
キツネ 1972年 千葉県 1920年ごろの話。男の人が2人、急病人で医者を呼びに行った帰り、夜の山道で女の人に温かい握り飯をもらった。家に帰ってから、あんなところに女の人がいるのはおかしい、狐だ、と気付いた。
類似事例 |
|
オンナノヒト 1989年 山梨県 2,3年前、男の人が夜に通ると女の人が線路で手招きをして消えた。
類似事例 |
|
キツネ,オトヒメ 1971年 福島県 きつねに化かされた話であるが、塙にAという医者という人がいて、浜に往診した。帰りに魚を買って腰につけて馬に乗った。峠にさしかかって「乙姫狐、取るなら取ってみろ」というと、知らぬ間に魚がなくなっていた。
類似事例 |
|
(キエタオンナ) 1981年 東京都 玉置清吉が提灯も持たずに麻布古川の辺りを歩いていると、前から40歳ほどの美しい女性が歩いてきた。おかしいなと思いつつ通り過ぎようとしたところ、女が道を尋ねたので教えたが、女は返事もせずに去っていった。数間ほどして振り返ると、その女はおらず、どこからか変な笑い声が聞こえたという。
類似事例 |
|
ヒトボシ 1973年 富山県 雨の降る夜に、ヒトボシという青い火が燃えながら走り、人影が近づくと消える。
類似事例 |
|
キツネ 1971年 福島県 きつねに化かされた話であるが、お医者様が夜遅くに頼まれて往診に行き、患者に注射をしていると思っていたが、朝方ある人が通りがかって見たところ、大きな根っこに一生懸命注射をしていた。お医者様は狐に騙されたのだ。
類似事例 |
|
カッパコゾウ,カワウソ 1973年 三重県 話者が子供の頃、学校帰りに河原を歩いていると、河童小僧が出てくると言って逃げて走ったという。河童とはカワウソのことだという。神社の裏に池があり、よくそこに鯉を取りに来ていたという。
類似事例 |
|
クチサケオンナ 1989年 京都府,宮城県 口裂け女は、追ってくるときガオーッと言いながら四つんばいで犬のように走ってくる。
類似事例 |
|
ムジナ 1971年 静岡県 二人の女が買い出しに行った帰りに、むじなが出てきてさにだわらをかぶせて帰らせなかった。前を歩いていた女はむじなをかぶって、荷物を放り出して逃げた。男衆が現場へ行くと、荷物から油揚げがなくなっていた。むじなをかぶった女はむじなの子を産んだ。
類似事例 |
|