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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

テングサマ
1936年 岐阜県
子守女の息子が3歳の時、畑仕事の途中で行方不明になった。後に平湯峠で同村の者がその息子と出会った。その子が言うには天狗にさらわれ修行を積み、今ではどこでも好きなところに飛んでいけるようになったという。

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テングサマ
1978年 石川県
子供などが急に行方不明になると、天狗様にさらわれたという。「さばくった息子」などと呼びながら探す。
類似事例

ダイジャ
1963年 山梨県
けちな親子が息子の嫁に「飯の嫌いな子」をもらいたがる。ある日息子が山で泣いている女に出会う。「誰かに嫁にもらいたい」と女は言い、息子が「飯が好きか」と尋ねると、女は「飯ほど嫌いなものはない」と答えるので嫁にした。息子の留守中に女は大釜で飯を炊いて一気に食い、押入れに入って「人くさい」という。息子はただものではないと思い、「山へかえれ」というと、女は「帰るが飯を籠一杯に持っていく」という。籠を背負って山へ行くが籠がだんだん軽くなるので振り向くと女の着物を引っかけた大蛇がいた。
類似事例

テング,カミカクシ
1978年 埼玉県
2、3歳の娘が母親と山に入った際に道に迷い、行方不明になった。3日後に1里半も離れた谷で見つかったが、その途中はとても子どもが通れるような道ではなかった。天狗にさらわれたのかはわからないが、本当に不思議だと噂された。
類似事例

キツネ
1987年 長野県
息子に唐傘を持たせて畑にいる婆の所に届けさせたが,息子はまるっきり別の方向に行っていた。息子によると,途中で「こっちに来い」と呼ぶ者がいて,そちらのほうにどんどん進み,気がつくと道の脇に腰掛けていたと言う。かさはとられてしまっていた。狐に騙されたのだという。
類似事例

タヌキ
1985年 高知県
母親の声が聞こえたので息子が探したが見つからない。帰宅すると母親は家にいて、バラがきになっている息子の姿を見て驚いた。おそらく息子が狸に騙されたのだろう。
類似事例

テング
1996年 神奈川県
85・6歳の人が3歳ぐらいのとき、行方不明になった。3日目に、1里ほど離れた天狗あらしで見つかったが、3つの子供の仕草とは違っていた。何を食べたかと聞いたら、饅頭を食べたと言った。天狗にさらわれたらしい。
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カミカクシ
1960年 神奈川県
神隠しにあった人が3日ほど行方不明になった後に城山のほうから戻ってきた。それからは天狗小僧と呼ばれるようになった。
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ヤマウバ
1984年 愛知県
子ども好きの山姥がいて、よく百姓の子のお守りをしてくれた。しかし、ある日、畑仕事に連れてきた子どもが行方不明になり、数年後に白骨で発見されるという事件があったときにはその山姥の仕業だといわれた。
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テング
1943年 長野県
夜隠れると、天狗にさらわれるからしてはいけない。
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オンナジュンレイ,コモリオンナ
1933年 大阪府
ある夜、女の順礼者が男に辱められた。以来、子守女が子守唄を歌いながらそこを通るようになった。しかし、姿を見た者はおらず、きっと近くのお地蔵さんが子守りをしているのだということになり、お地蔵さんを縛ったところ子守唄も聞こえなくなった。
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ヘビ
1993年 岩手県 
ある日、ヘビが殺されるところを息子が見ていたら、殺した人でなく息子がサラワレタ(具合が悪くなった)。祈祷してもらって治った。
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トノサマノムスコ,コウシンサン
1960年 京都府
後妻をもらった殿様は先妻との間の息子を隠したが、後妻は見つけ出して息子につらく当たったため、息子は池に身を投げて死んだ。殿様が池に行くと息子が自分を祀ってほしいと現れ、以後庚申として祀られた。
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ユメ
1966年 愛知県
ある母が船頭の息子の夢を見た。のちに息子は遭難していたことが分かった。
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キツネ
1981年 東京都
7・80年前、頭が変な息子が狐に化かされた。振袖姿に化けた狐に、息子はついていった。山に入り、狐は息子を裸にして、息子の「宝物」をいじくって逃げた。裸で歩き回っているのを樵が見つけて助け、着物を着せて家まで送っていったという。
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ジンジャノキ
1960年 三重県
神社の木を切って売ろうとした者は体がしびれてしまい、その木を積んだ船は行方不明になった。
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テング
1981年 和歌山県
行方不明の人は三里ヶ峰の天狗に捕られたと言われる。木之川の観音堂の近くで炭焼きをしていて天狗に捕られたらしく、行方不明になった人がいる。
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イヌガミ
1998年 徳島県
2番目の息子が、中学2年の2学期から犬神に憑かれて学校に行かなくなった。気が狂ったように叫んだりするのだが、医学的にはどこも悪くなかった。8年以上経って、祈祷師の力を借り、息子の同級生の母親が自分の子供が勉強のできが悪いため、頭のよい息子を妬んで憑いたとわかった。結局憑きを落とすことはできず、息子は若死にした。
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テング,カミガクシ
1922年 神奈川県
天狗にさらわれて途中で空腹になると、天狗はどこか饗応のある家のご馳走の膳をそっくり持ってきて食わせるが、とられた家では膳の不足したことに気付かない。また天狗にさらわれたことを「神かくしに遇った」といって、鉦や太鼓で「おだしゃれおだしゃれ」と言って歩く。さらわれた人が木の上等から落ちてきた時には大抵馬鹿のようになっている。
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テング
1981年 神奈川県
山の神をお祀りしてある山に天狗の住処といわれた大松があった。ある日美しい娘が行方不明になり天狗の仕業だということになった。松のところにさがしに行くと娘が座りこんでいて、話をきくと、やはり天狗にさらわれたということであった。
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キツネ,ウセモノイナリ
1993年 岐阜県
昔、一人息子を戦でなくした母が、高徳寺で毎日祈る。ある日、祈っていると目の前に亡くなったはずの息子が立っている。母が手を差し出すと消える。それは狐が息子に化けて出てきたのだ。
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イキピトゥヌタマシイ
1977年 沖縄県
イキピトゥヌタマシイとして、幻視することがある。たとえば畑に息子が弁当を持ってやって来る姿が見えたが振りかえると誰もいなかった。しばらくすると全く同じ状態で息子が弁当を持ってきた。これはイキピトゥヌタマシイで、やってくる息子の前触れだった、など。
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