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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

キツネ
1937年 福井県
城主が発狂したのは狐の仕業として、稲荷を祀った。以来、城内には決して犬を入れないように命じられていた。狐は、城の天守閣の井戸に住み、城内の鶏を荒らしても放免されていた。

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キツネ
1999年 宮崎県
船引のある百姓が、車(大八車?)で魚を買いに行った帰り、日暮れに城内を通りかかると、見知らぬ人が後押しをしてくれた。後で見ると、魚がなくなっていた。城内の狐に化かされた。
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イド,シロ,オヒメサマ
1949年 福井県
丸岡の城が攻められて落ちそうになった時、お姫様が「自分の命を捧げますから、お城をお守り下さい。」と祈って城内の井戸に身を投げた。敵が総攻撃に移ると、井戸から霞が立ち登って城を隠してしまった。
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ジャシン
1976年 福岡県
小倉の城内にあった小祠を、何が祀られているのかわからなくなっていたので城外へ移そうとしたところ、眼病を引き起こした。左右の者は神の祟りであると恐れたが、城主はそのようなことをするのは邪神であると、祠を壊し焼いたところ、眼病は癒えた。
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テング
1930年 長野県
信州松代の城には信玄の時代には高坂弾正が居城していた。ある時庭に山伏が現れ、自分は和州大峰の天狗であり、城内に祠を作り祀れば火難に遭わないと言う。そして自分の名を楮に書き記して去った。その通り城の鎮守とし、代々篤く祀った。ある代の時、社地の木を伐り山伏の筆跡を城に取り寄せると、その祟りによって城内は火事に遭い、怪異の事が種々起こった。
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カイイ,コリ,キズイ,イナリ
1974年 群馬県
諸州の怪異は狐狸のしわざである。例えば上州館林城内の稲荷はその奇瑞が関八州すべてに及んでいる。上州館林で昔、城を水攻めにしようと大木を数千本並べ上に土俵を積み、水を塞き止めていた。その夜材木はすべて山に上り、土俵も流れてしまっていた。城内の稲荷の奇瑞である。
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フシギナジュツ,バテレン
1937年 奈良県
大和郡山の城主は白狐を捕らえて殺した。夢に白狐が出て成仏できるよう祀ってほしいと哀願したが聞き入れなかった。そのためその狐が祟って、城主は参勤交代の折に発狂して狐の真似をしたので、家名断絶となった。
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レイ
1978年 熊本県
肥後熊本城には今でも生きているような加藤清正の霊が現れる。今でも城内に入る事が出来ずに外廓などに現れる。
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キツネ
1973年 岩手県
人が狐に悪いことをしなければ狐は何もしない。なにかすると、鶏や兎を盗む。
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ハシラマツリ,オンリョウ
1984年 愛媛県
五反田の城主に仕える金剛院という修験者がいた。長崎に廻国中、主家が合戦との知らせを聞き、急いで帰城したが、城内の者が敵と誤認して射殺してしまった。城は落城したが、金剛院は怨霊となって人々を悩ませるようになった。里人はこれを恐れ、その霊を慰めるために柱祭りを行うようになった。
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キツネ
1973年 岩手県
野田集落のある旧家は、狐に祟られて病人が絶えなかったので、稲荷神社を祀った。今でも稲荷の周囲で時々狐が見られると言う。
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キツネ
1960年 奈良県
近所の八百屋の婆さんが、家に祀っていた稲荷さんのホコラが古くなったので山に捨てて帰ったら、急に発狂したようになった。驚いた家人が稲荷下げを呼んで拝んでもらうと治った。これは狐がついたからだという。
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キツネ
1978年 千葉県
人が狐を稲荷の神であると思っているために、狐が稲荷の神号を使って人を罰したりしている。しかしこのようなことはあってはならないことであるため、この地においては狐を根絶やしにするべきである、という安房国長狭朝夷両郡内の狐等から入れられた証文。
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アッコ
1976年 栃木県
玉藻稲荷の社は、九尾狐という悪狐の霊を祀っているのだという。
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キツネ,ヨジロウ
1929年 秋田県
慶長9年佐竹義宜公が秋田の久保田城へ移転させられた後、毎夜あやしきものにうなされて眠れない。それで法術をかけると疲痩した老狐が現れ「あなた様が築城されて、私は住むべき地を失いました。何処かに住む所を下されば永遠に御遣いします」といい、與治郎の名をもらい、義宜の飛脚になって働いた。狐はあるとき猟師に罠にかかって死に、猟師らは祟られて死んだ。與治郎は城内に稲荷神社として祀られた。
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キツネ
1982年 宮城県
風呂に入れと声をかけられて、峠で川に入って死んだ人がいる。狐の仕業。
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ダイジャ
1963年 愛知県
城主が昼寝をしていると飼い犬がうるさいので、首を切って殺した。犬の首は大蛇に噛みついて、城主の命を救った。城主はこの忠犬の首を祀って、犬頭霊神と呼び神社の祭神とした。
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オトラギツネ
1916年 愛知県
ある日の朝、鶏が狐に襲われたことがあった。その当時婆さんに憑いていたおとら狐が、鶏を取りそこなって残念だったといった。
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キツネ
1931年 群馬県
秋元但馬守が館林に城を築こうとした際、金山に住む狐を自称する白髪の老人が夢枕に立ち、自分がつける縄張りのしるしのとおりに城を築けば難攻不落の城ができるといった。但馬守が調べさせると、狐が尾を曳いた跡があった。その通りに城を作ったのでここは尾曳の城と呼ばれるようになった。但馬守は狐に謝意を表すため夜明稲荷を建て、狐霊を長く祀ったという。
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シロヘビ
1933年 栃木県
昔、山に城が築かれたとき、敵に攻められ、城主の一人娘が追い詰められ、井戸に入って死んでしまった。その後、娘が白蛇に身を変えて出ると言われている。今もその井戸があるが、水はない。今も蛇が棲んでいて、時々悲しそうな声を聞くという。
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キツネ
1995年 愛知県
道に迷ってぐるぐる歩いてしまうのを狐の仕業にする。
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(イナリサン),キツネ
1959年 秋田県
ある人が小松家のお稲荷さんに供えてあった生きた鶏を取ったら、主人が狐の真似をするようになった。
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