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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

タヌキ
1970年 高知県
商売に行った帰りに山の下で「おかあちゃん」と呼ぶ声がした。いくら待っても会えないので帰宅すると、子供は先に帰っていて、迎えになど行ってないという。おそらく狸が声をかけてきたのだろう。

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アヤシイモノ
2000年 沖縄県
夜に道を背にして立っている人には声をかけてはならない。声をかけられたら数声かけさせてから返事をしなくてはならない。
類似事例

(ゾクシン)
1939年 青森県
若水を汲みに行く年男に声をかけてはいけない。声をかけると死ぬといわれている。
類似事例

キツネ
1985年 和歌山県
山にシタガリに行ったときのこと。姉が迎えに来た声がしたから帰ろうかと思ったが、周りはまだ仕事をしているのでおかしいと思い、キツネかと思って声のほうに石を投げたら、声はしなくなった。それから家に帰って確かめたが、姉は迎えに来ていなかった。キツネの仕業。
類似事例

シロイフクヲキタキレイナオンナノヒト,ヨブコエ
1999年 栃木県
お爺ちゃんが死ぬ3日前に、朝5時ごろ白い服を着たきれいな人が来たと、お爺ちゃんが言っていた。また、お葬式の翌日の朝に、お爺ちゃんがお婆ちゃんを呼ぶ声が聞こえたと、お婆ちゃんが言っていた。
類似事例

キツネ
1960年 岩手県
誰かを待ったり、迎えに行こうかと思っていると、狐がその人に化けてやって来る。
類似事例

フネユウレイ
1959年 島根県
船幽霊を見たものはいないが、声をかけられたものは多い。それに対して、こちらから声をかけると必ず死ぬといわれている。
類似事例

ヨブコエ,アヤカシ
1992年 広島県
海から「こっちに来い」という声が聞こえてくる。声に呼ばれていったら死ぬ。6,70年前にその声に殺された人がいる。
類似事例

タヌキ
1987年 徳島県
お父さんのところによく遊びに来るこまはんという友達がいた。ある夜、遊びに来るのだろうと思って明かりを手に迎えに行って待っていたがいつまでたっても来ない。こまはんよ、と名前を呼ぶ声があたりからするが、それは狸は狸がいて、誰かが言った名前を狸が覚えて呼んでいるのだという。
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タヌキ
1989年 長野県
山の高いところに小屋があり、話者は若い頃泊まったことがある。夜中、人が山の下から登ってくるような声がしたので誰か来たと思って外に出ると誰もいない。また小屋に入ると、すぐそこで声がする。たぬきに化かされていると気づいたので、もう外に出ないようにしたという。
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タヌキ
1975年 徳島県
夜釣りに行くと「ヨイショ」という狸の声がする。
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タヌキ
1974年 和歌山県
山芋を掘りに行ったおじいちゃんがいくら経っても帰って来なかった。迎えに行って大声で呼ぶと、遠い所で答える声がした。しばらくすると、近くの田んぼにおじいちゃんがいた。狸にだまされたのだという。
類似事例

タヌキ
1978年 山梨県
親子で山に田に入れる若葉を取りに行き、山を降りたがまだカルシキを刈る音がするので、子どもが「おっとちゃん」と呼んだが返事がない。それで音のするほうに行ったが、どこまで行っても着かなかった。いつまでたっても子どもが帰ってこないので探しに行ったらやっとみつけた。
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テング
1974年 山梨県
山にいると、天狗が「オイオイ」と声をかけてくることがあるが、それに返事をすると連れて行かれてしまうという。
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ヒトダマ
1966年 三重県
漁師が沖で釣りをしていると、「シャクヲカセ」という声がする。掛け声をかけるとその声は消えた。しばらくして、「ナンジヤロ」と声がするので、「(夜中の)2ジカ3ジヤロ」というと、そのまま沖のほうへ行った。黙っていると人魂に一緒に連れて行かれる。
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フルソマ
1936年 高知県
伐木中に死んだ仙人の魂が発する声が古杣であるが、声がするだけでその本体を見たものはいない。「そりゃ行くぞ、行くぞ、退いちょれよ」という声がして、バリバリと大木が倒れるような音がする。しかし、次の朝現場に行くと何も異常がない。
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ネコバシ
1938年 京都府
橋を渡ると誰かの呼ぶ声がし、その声が聞こえると必ず川にはまる。
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キツネ
1989年 山梨県
Aさんの父親は昭和20年ごろ、七面山のほうへ伐採に行っていた。うちへ帰るときに後ろで「オイオイ」と呼ぶような声がする。誰か来ているのかと待っていると全然音がしなくて、また動き出すと声がする。おかしいとおもってタバコを吸い出したら聞こえなくなった。キツネ話である。
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アヤカシ,ヒトゴエ
1992年 広島県
山で声がするので、そちらへ行くと声はだんだん山奥に移動していく。ついて行くと迷う。
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アズキアライ,タヌキ,ムジナ
1933年 長野県
老人がある晩、町へ用足しに行くと先に小僧が歩いていた。声をかけても返事をせず消えてしまった。帰りに小僧の消えたあたりを通ると、小豆を洗うような音が聞こえてきた。老人は急ぎ足で家に帰った。
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タヌキ
1981年 和歌山県
狸は人の声を出して人を山中に呼ぶ。気づいたときにはもう山の中にいる。
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テングサマ,カミカクシ
1936年 岐阜県
昭和6年7月、ある人が畑に出たまま今に至るまで帰ってこない。天狗に連れて行かれたのか神隠しにあったのだろうと、今でも葬式をせずに帰りを待っている。
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